STAR FRUITS SURF RIDER
第23回「篤太夫と最後の将軍」はこちら。
大河再開。オリンピックにはさまざまな評価があったわけだけど、実はなるべく見ないようにしていました。それでも野球とサッカーと卓球とかかな、集中して見たのは。もちろん陸上と水泳は無視できないわけだけど。見てるじゃねーかよ。
アスリートのパフォーマンスはもちろんすばらしい。でもその裏側に、なんでオリンピックをいまやったんだろうという疑念が。来年じゃダメだったのか。
コロナのためにいろんな制約をみんなに課しながら、「でもオリンピックやってんじゃん」というムードがどうしても。
それからさまざまな醜聞。名古屋市長のあれは論外にしても、小山田圭吾についてわたしは留保しています。フリッパーズ・ギターの音楽に淫してきた自分の過去をどう総括するか。彼の音楽的才能は絶対的なのだし、単に糾弾だけはしたくない。コーネリアスの作品が素晴らしいことだけは誰も否定できないはず。
あ、大河のお話でしたね。びっくりの回。徳川慶喜の凋落をあっという間に語ってました。渋沢栄一の不在の間に。史実だとしてもこれはちょっとなあ。
大阪城からの逃亡とか、反幕府軍への恭順とか、それなりの草彅剛の芝居が見たかったんだけど。そしてこんな時こそ徳川家康の出番だったような。神君もさすがにフォローできなかったろうか。
今日の白眉は、断髪した篤太夫の写真に、妻の千代(橋本愛)が
「あさましい」
と語る部分でした。久しぶりに聞くなあこのセリフ。きっとこれこそが時代。
第25回「篤太夫、帰国する」につづく。
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