第7回「おかしきことこそ」はこちら。
この三連休も娯楽をむさぼった。
このミステリーがすごい!!の海外篇第1位のS.A.コスビー「頬に哀しみを刻め」の暴力描写にたまげ、垣根涼介の「極楽征夷大将軍」に苦労し(とにかく長い作品なんですよ)、DVDでスコセッシの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(これも長いんだ)、ごひいき金子茂樹脚本の「もみけして冬」、そしていちばん素晴らしかったのはNHKドラマ「64 ロクヨン」だった。一気に観た。
もちろん映画版はすでに見ているし、横山秀夫の原作も読了済み。でもドラマ版がいちばんよかったかも。もっとも、ドラマ開始とほぼ同時にピエール瀧、永山絢斗、新井浩文の3人がそろった画には爆笑してしまいましたが。みんな早く帰ってきてね。
さてそのドラマで、非常に重要な役を演じたのが段田安則。7日間しかない昭和64年に娘を誘拐され、期待もむなしく死体で見つかってしまう。そして彼は……な展開。
しかし「光る君へ」において段田安則は、悲壮感なく勢力争いにまい進する藤原兼家役。右大臣家と左大臣家が天皇をめぐって、なスタイルはわかりやすい。
兼家と三人の息子が登場すると妻は
「死ぬのよ、この人」
と、ある人物を指さす。まだ死亡フラッグも立っていないのに断言。まあ、そうしないと道長の将来が……
「招かれざる者」というタイトルにこめた意味は、貴族の傲慢さを象徴したものだろう。
貴族と平民の間にある深い谷はもちろん、貴族のなかでもその立ち位置で待遇が変わるあたりの露骨さ。紫式部はそこに意識的にならざるをえない。なるほど。
ちなみに、この回もBSでは受信できませんでした。どうしてだろう。受信相談しなきゃ。この時代に?
第9回「遠くの国」につづく。
この3人この役で凄く好きになったのに。
キャストは細かいところまで最高でしたね。
斉藤ともこまでいましたもんね。
柴田恭平最高でした。
(あぶ刑事まだできるって、すごすぎです。)
クライマックスでの「あー!!」って驚きは
「十角館の殺人」にも匹敵するくらいでした。
私も初見時は一気見でした。
また見たくなっちゃったなー。
すばらしかったですねえ。
昭和の時代を通過していないと、わけわかんない
でしょうけど。
いやそれにしてもピエール瀧はすばらしい。
この作品を思い出す時の
シンボル的な絵ですね。
キャストの皆さんは
この作品が代表作と言えるくらいの
存在感を発揮されてると思います。
それくらい全登場人物が
その役そのものでした。
私はああいう役の平岳大が
見れて嬉しかった。
もっと日本の映画に
キャスティングされて欲しいです。