お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

仏前の御膳

2008年11月21日 | 仏教
 昨日の紳士との会話の続きです。

 私は、もっと、氏が仰る「科学的念力?」についてお尋ねしたかったのですが、そこから、話題が変わり、こう仰いました。

 「浄土真宗の法事は、『亡くなった方へ追善供養ではない。自分たちのためだ』と言われるが、故人に対して、何か冷たい感じがしますねえ。参詣の一同で、故人のために心を合わせて念仏すると言ったほうが、温かい感じがしますが・・・」

 「生前の故人を偲び、感謝するのは、当然です。でも、煩悩多い私たちが、仏と成っておられる故人に対して、『故人のために追善のお経をあげ、念仏する』(故人のために法事をしてあげる)という考え方は、不遜な考え方のような気がしますが・・・」と私。

 「まあ、相手を仏さまと思えば、それはそうだなあ・・・」と、氏。次にこう仰った。

 「浄土真宗は、仏前に御膳も出しませんよね。○○宗では、お盆など、仏さまのために、きちんと三度三度、御膳をお供えしますが、真宗は何もしない・・・」

 「はい、真宗は『お仏飯』に 全ての食物に対する感謝のこころをこめて、お供えしますので、私たちが普段食べる 食事のような御膳はお供えしません。」

 つづく・・・
コメント
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