お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

他力ということ

2008年11月29日 | 仏教
  梯實圓先生著「親鸞聖人の信心と念仏」自照社出版

 梯實圓師は、浄土真宗の業界?では、有名な勧学さん(学問を積まれた最高位)でいらっしゃいます。
 最近知ったのですが、梯先生は、お寺のご子息ではなかったのですね。それも、ご実家は天台宗だったとのこと。
 私は、当然お寺に生まれられて、真宗教学を極められた和上さんなのだと勝手に思いこんでいました。

 この本は、報恩講などの法座で、一般の方向けにお話くださった法話をまとめた本なので、私にも分かりやすく、味わい深く、読ませていただいているところです。

 その中の言葉

 如来さまのこと、お浄土のことを自分の能力で見きわめて信じようと思ったら、その瞬間にわからなくなります。人間の理解能力を超えたさとりの領域を、わかろうと思うのは背くことなのです。(略)ただ如来さまの仰せを仰せの通りにいただくことです。

 
コメント (2)
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