お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

仏事に思う

2008年11月18日 | 仏教
 先日、父の一周忌をウチ(法専寺)で勤めました。

 私たち家族が、休日に実家まで、そろって外出しにくいこと。
 ここだと、親戚が集合しやすく、駐車場の心配もないこと。
を理由に、義理の息子で、僧侶でもある夫が「お坊さん役」をつとめました。

 仏事を終え、親戚を見送った後、叔父たちの住まいが遠方なのを気遣って、
 「来年の3回忌は、家族だけで勤めようかと思う」と、母が言いました。

 こういう考えは、最近、ウチのご門徒さん方にも多くあります。
「迷惑かけたくないから身内だけで・・・」

 極端な例では、「子供も遠方で、忙しいので、私だけで・・・」と、ご主人の○回忌を独りで勤められたことも・・・

 でもね。ホームパーティじゃあるまいし、仏事を営むのに、「迷惑をかけるから」なんて遠慮するのは、おかしいのではありませんか

 故人をご縁に、普段会わない親戚も、年に1回、数年に1回くらい集まって、共に「仏縁」に遇わせていただくことは、よい「ご縁」

 「故人」をご縁に、普段、忘れがちな「仏さま(阿弥陀さま)」に手を合わせ、心を合わせるようにと、仏さまからのご催促なんだと思いますが・・・

 仏事に招くことに関して、変な遠慮は、無用だと、私は思っていますので、母にもその旨伝えました。
コメント (4)
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