お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

愚者の自覚

2008年11月23日 | 仏教
 引き続き、某紳士とのお話です。氏が最後に仰ったのは、

 「結局、(何の行もない)浄土真宗っていうのは、最下層部の人間の仏教だろうからなあ

 私、カチンときましたが、そこは、穏やかに微笑んで申しました。

 「そうですね。愚者の自覚をもって、救われる教えですからね」

 帰路、私、反省しました。

 「最下層の人間」と言われて、内心カチンときたこと自体、自分のことを「少しはマシな人間」と自惚れているわけで・・・

 人のことではなく、この私自身が、仏教の どの教え(手だて)で救われるのか(さとりに導かれるか)
 自分の身の程を知ると言いながら、傲慢は取れないなあ・・・

 「いずれの行も およびがたき身なれば・・・」

 親鸞聖人の言葉が、響きました。
 
コメント (4)
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