お寺のオバサンのひとりごと

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罪悪深重煩悩熾盛

2008年11月07日 | 本紹介
 「罪悪深重煩悩熾盛」とは、歎異抄第1条に出てくる言葉です。

 弥陀の本願には、老少 善悪の人を選ばれず、ただ信心を用とすとしるべし。そのゆえは、罪悪深重 煩悩熾盛の衆生をすくわれんがための願にまします。
 (現代語訳)阿弥陀仏の本願は、老いも若きも善人も悪人もわけへだてなさいません。ただ、その本願を聞きひらく信心が要であると心得なければなりません。なぜなら、深く重い罪を持ち、激しい煩悩をかかえて生きているものを救おうとしておこされた願いだからです。


 さて、湊かなえ著「告白」双葉社

 湊さんは、ご門徒のNさんご子息友人の脚本家。作家として書かれサスペンス作品(第29回小説推理新人賞受賞)です。
 面白い そして、おそろしい・・・ まさに縁によって、何をしでかすかわからない「罪悪深重煩悩熾盛」の凡夫の物語であります。

 ご門徒Nさんから「法専寺文庫」に寄贈いただきました。Nさんには、私が読み終わったら、「法専寺文庫に並べます」と言いました。

 ご門徒の皆さま、興味のある方は、どうぞ。
 
コメント (4)
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