お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

クリスマスに孤独な人へ

2008年12月22日 | 本紹介
 香山リカさんの「40歳からの心理学」海竜社 の中に
 「クリスマスは『私ひとりじゃない』と感じるための日」という章があります。

 クリスマスイブの朝、ある牧師さんの教会に、若い男性から電話がかかってきた。「クリスマスなんてものがあるから、オレのような人間は孤独を感じなければならないじゃないか、すべてはキリスト教のせいだ

 すごい言いがかりですね~

 それに対して、牧師さんは、「そういう人にこそ、教会に来て欲しい。どんなに孤独を感じる時でも、イエス様だけは一緒にいてくださるんだ、私のためにイエス様は生まれてくださったんだ、と感じるのがクリスマスなのですから」とお答えになったそうです。

 浄土真宗で言えば、「クリスマスに孤独を感じる人は、お寺に来て欲しい。どんなに孤独を感じる時でも阿弥陀様だけは一緒にいてくださるんだ、私のために阿弥陀様は現れてくださったんだ」と、なりますね。

 クリスマスに、彼女とデートを楽しんでいる友人を羨み、「孤独」を感じることなど無用です。

「ふん、オレは仏教徒だ」と自分に言い聞かせて、清々しく独りお過ごしいただきたい。

 香山リカさんは、こう書かれています。

 もし、(一人きりで)何も予定の入っていないクリスマスを迎えたら(略)これまで自分を支えてくれた人達、今は会えないけど大切な思い出を作ってくれた人たちなど、一人ひとりゆっくり思い出す日にする・・・というのはいかがでしょう。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする