お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

冬休みオススメの本 2

2008年12月26日 | 本紹介
 これまた、週刊誌で紹介されていて、早速購入した本ですが、

 南直哉「なぜこんなに生きにくいのか」講談社インターナショナル

 南直哉師は、大手百貨店勤務を経て、曹洞宗の仏門に入られた禅僧であられます。

 この著書も、実生活の悩み(心)をどう転じるか・・・わかりやすく説かれています。

 少しご紹介p27~
 自殺する人は孤独です。(略)誰にも認めてもらえない、自分の苦しい胸の内を聞いてくれる人がいない、ということです。
 それは、思いこみであることが多いのですが、その思いこみにはその人なりの根拠があるのです。そこから離れることができないから苦しいのです。
 自分に対する見方が狭いというのは、自分自身を離れて見られないということです。自分という存在を別の視点から見ることができない。
 (略)これには「第三の視点」がいります。(略)
 私はこの第三の視点をもつ上で、仏教がなんらかの役割を果たし得るのではないかと考えています。

 p92~
 「自分のやりたいことがわからない」「自分らしく生きたい」などと言う人がいます。(略)
 ここは一つ発想を変えてはどうかと思うのです。まず、「本当の自分」などどうでもいいと思うこと。「自分はわからなくて当たり前だ」と決めてしまった方が、ずっと楽に生きられるはずです。それより、いったい自分は何を大切にして生きたいのか?誰がいちばん大切な人なのかを考えるのです。
コメント (2)
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