お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

認知症

2013年11月13日 | Weblog
認知症って、だんだん進むと、ボーと、何もわからなくなり、本人は楽なんだろう・・・なあんて、思い込んでいました。

 でも、実際、老母に、いささか認知症状が出て、
本人に接し、また、認知症に関して、話を伺ったり、本を読むことで、
私の認知症に対する無知・誤解に気づかされました。

 一口に「認知症」と言っても、いろいろな認知症があり、その症状も、症状の変化も1人ひとり違うてことを。

 母の場合は、たった今、聞いたこと、言ったこと、したことを忘れる・・・ってこと。
思い込みが多いこと。

 医師にまず、アドバイスされたのは、そんな時、イライラして「何度同じことを聞くんだ~」なんて、責めるのは、厳禁。

 認知症でも、感情は豊かだからです。
 本人は不安なのですから、傷つきやすい。

 母は、わずか数分の間に同じ質問を何度も繰り返します。
母の場合、耳が遠いので、私は、大声で、何度も同じ答えを繰り返します。(同室の患者さん方のほうが、私のスケジュールを覚えておられたくらいです

上記写真の本は、62才の漫画家さんが、認知症のお母様との日々を描かれたものです。
 岡野雄一 著 「ペコロスの母に会いに行く」

 「ペコロス」は、岡野氏のペンネーム、意味は「小たまねぎ」(体型と頭から付けられたそうです)

 長崎弁でつづられた、おかしい、でも、泣いてしまう漫画です。

 

 
コメント
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