お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

貴重なお話

2017年07月06日 | 雑感
 佐賀も大雨警報の中、きょうは、同窓会役員4名で、伊万里の大先輩Fさんのお宅(真宗寺院)へ。

 同窓会佐賀県支部が発足してボチボチ60年ということで、同窓会の冊子を作成中ですが、一番に原稿を送付くださったのがFさん。
そのF先輩に、補足のお話を伺い、写真をお借りするため伺いました。

 午前中で失礼する予定で、午前8時半に佐賀市内を出発しましたが、途中、ノロノロ大渋滞。長崎自動車道も一部不通区間があったため、国道に流れ込んだ車両や、脇道、抜け道の道路冠水を避けて国道に入った車で大混雑だったようです。

 通常なら1時間ちょっとで到着予定が、倍近く時間がかかり、到着したのは11時過ぎ。

 結局、F先輩に、お昼ご飯まで馳走になり、お話を伺いました。

 太平洋戦争真っ只中の学生生活。
 東山七条で学徒出陣を見送ったこと。大阪高槻市の軍事工場まで電車で通ったこと。京都空襲で寮が爆撃され、友人が生き埋めになった(幸い助かった)体験。その爆撃の火事で隣家の親子は亡くなられたこと、終戦後、京都駅で新聞紙に座り、順番を待って汽車の切符を手に入れたこと、佐賀の実家に帰ると、実家が灰になっていたこど(佐賀空爆で炎上)・・・などなど、生々しい体験を聞かせていただきました。

 また、明治初頭の廃仏毀釈で、当時のご住職方が、ご本尊の絵像、名号をふすまの中に隠されていたこと。それをFさんとご門徒さんで発見されたこと、それも含め、お寺の歴史を本にされた、その貴重な本も見せていただきました。

 90才になられた今も、眼鏡なしで本を読んでいらっしゃる、耳も遠くない、足腰もしっかりされている、絵も描かれている・・・などお元気で、意欲いっぱいの先輩に、へなちょこ後輩の私は、大いに刺激を受け、学ばせていただいた貴重な1日でした。

 私たちだけでお話を伺うのは、もったいない。もっと、たくさんの若い者に、お話いただきたい と、思ったことでした。

 本当に有り難いご縁を賜りました。ご多用の中、お接待くださった若坊守さまにも感謝です。ありがとうございました
 
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