お寺のオバサンのひとりごと

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仏とは

2017年07月04日 | 仏教
 

 写真 ↑ ポスターは、鹿児島教区キッズサンガ(子どもの集い)のポスターの1枚。
 本堂に掲示しています。

 ひらがなを読めるようになった2番目の孫が、このポスターを見て、「人間を卒業したら何になる?」の答えを父親に教えてもらったようです。
 私たち、仏教徒・浄土真宗の教えに帰依している者にとって、

 答えは、「仏さま」

 もちろん、仏とは、単に死者のことではありません。

 仏とは、覚った方(智慧と慈悲に満ち満ちた方)。
     智慧があるので、悩み、苦しみから解放された方。 
 仏とは、まだ、覚りに至らない人々を自分と同じような安楽の境地に導きたい(救いたい)という、慈悲の心に満ちあふれ、救済の「はたらき」をする方 


 私が人間を卒業して、仏に成れるのは、
全ては、阿弥陀如来の本願力(逃げる者も 漏らさず すくい、仏にしたい という、仏の慈悲の願い)によるものです。

 全て「本願他力」によるもので、私の生前の善根には、自分の自己満足、名誉欲など微妙に混り、ピュアではありませんから、私の心をあてにした力(自力)では、私なんぞ、とうてい仏には成れません。

 阿弥陀如来がいてくださって、よかった~
 「本願他力」に願われて、もったいなくも、有り難いこと、よかった~
 浄土(覚りの世界)があって、よかった~
 人間卒業してお終いという、虚しい人生でなく、よかった~
コメント
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