散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

帯広1日目

2008年01月05日 23時39分02秒 | 飲み歩き・北海道内
諸事情により帯広に来た。ある仕事を済ませてから飲みに出た。帯広といえば行きたいバーがあるのだが、残念ながら7日から営業開始らしい。予備候補として事前に調べておいた「R」へ行って見ることにした。



さてメニューを見ながら、今年のテーマ「ラム」で行ってみようかなあと考える。カクテルの種類は相当充実しており、知らない名前のものがかなりあるなあ。通しのコーンクリームスープを飲みながら、アルコールの強さを参考にスタンレーというのを選んでみた。

これはラム+ジン+コアントロー+レモンのカクテル。オーソドックスなレシピだが、ラムとジンの香りの良いとこ取りという感じがする。これは初めて飲むがなかなかの味だ。

次も同じくらいの強さのサンチャゴ=ラム+グレナディン+ライムのカクテルにした。こちらはピンク色でほの甘い感じ。悪くない。3杯目はマティーニにしてみよう。タンカレーを使ってもらい、しっかりした味。

最後にカンパリ+ジン+ウンダーベルク+レモンの苦いカクテル。これもなかなかの味であった。いずれもカクテルの作り方は手さばきがきちんとしており(コンテスト入賞経験のあるバーテンダーさんらしい。但し、コンテスト入賞だけが技術的な評価基準ではない)、奇をてらわない作りであった。

さて、少々腹が減ってきたので、次は創作料理「Y」へ行ってみよう。創作料理って何か胡散臭いけどなあ。寒いので日本酒の燗をもらい、通しはホタテすり身に緑色のソースをかけたもの。ホタテの味が結構はっきりしている。

続いて、焼牡蠣(かなり立派なサイズ)、アン肝(値段が安い)、活タコ沖漬けと日本酒にあいそうなものを頼んでみた。活タコは非常に身が柔らかく、なおかつしっかりと味がしみこんでおり、酒のつまみとしてはたまらない感じだ。

続いて12種類のスパイスチキン。これは辛くはなく、ほどよくスパイスを効かせた柔らかい鶏がなかなか良い。



最後にご飯物、ヤリイカの墨ご飯というのを頼んだら、これが素晴らしい味だった。イカ墨のコクだろうか、なんともいえない旨みと多少酸味が効いているためくどくならない味付けがたまらない。かなり我を忘れてむさぼり食う。早くも今年の年間ランキングに入る味だったなあと、「創作料理」に胡散臭さを感じたことも忘れて満足の帰宅。


移動開始

2008年01月05日 12時53分16秒 | 食べ歩き
今日は昼から帯広に行く予定。駆け足でギャラリーを3つ回り、昼食。特別におせち料理を食べたわけでもないが、カレーライスにしようか…。と思ったが、北2条の方の「I」でカレースパゲッティを食べることにした。



思い出すと食べたくてたまらなくなる吸引力のあるメニューだ(もの凄く旨いわけでもない)。食べて札幌駅に移動。

さっき大丸の開店前にも札幌駅を通ったのだが、帰省客が多いためか「白い恋人」を買うための行列が出来ているのであった。次の写真は駅構内の物産館で「白い恋人」の売り切れ表示。さらに帯広駅に直結した物産館でも売り切れ…。なぜか大人気なのである。


20080105ギャラリー巡り

2008年01月05日 12時17分10秒 | ART
本日は開いていないギャラリーの方が多く、富士フイルムフォトサロン→札幌市写真ライブラリー→市民ギャラリーの3箇所。

■富士フイルムフォトサロン「アラスカ北極圏 河内牧栄・河内真樹子写真展」。簡単に美しいだけでは済まされない魅力のある写真展。特に赤いオーロラとツンドラの紅葉は非常に美しい。それだけでなく、エスキモー(※)の人びとが鯨を取り、それを老人が中心になって指示を出して解体するあたりは、非常に興味深いものである。捕鯨文化ということもあるし、老人が集落の中心としてすべきことがあるということについてもいろいろと考えさせられる。

こちらの勝手な思い込みでもあろうが、予想以上にハイテク生活を送っているらしく、大きな町では自動車・パソコン・ケーブルテレビは当たり前で、今時犬ぞりもあまり使われていないらしい。またアルコールの飲みかたを知らないためか、泥酔、アルコール中毒などの問題もやはりあるらしい。

(※)この民族の人たちを何と表現したものか迷うが、現在では「エスキモー」は必ずしも差別語ではないという理解になっているらしい。また「イヌイット」の呼び変えも微妙な問題をはらんでいるようだ。ということで、ここでは展覧会のキャプションにあった「エスキモー」を採用することにした。

■札幌市写真ライブラリー「松田健作写真展」。アジア、南米などの各国を回り、そこに住む人びとを撮った写真展。キャプションが割りと長く、撮影者の考えが読めるところが嬉しい。

■市民ギャラリー「北海道教職員美術展」。「風景~まち~」細川亜矢子、狸小路をロマンチックな夕暮れ風景として描いた作品。いいなあと素直に思える。

「厳冬に生きる」薩来俊彦。冬の厳しさを感じさせる作品で、後ろ向きの鹿が「人間など、我関せず」という感じで良いと思う。水面のタッチは近くで見ると所によっては乱雑な感もするなあ。私は光の表現よりも、右奥の方の暗い樹木の部分が好き。山の奥深さが表現されていると思う。