散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ストレス発散の日

2008年01月26日 21時09分34秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
最近は平日が忙しすぎて大変だ。今日は存分にやろうと、小雪のちらつく中「KP」ホテルのバー「CV」へ(気温マイナス5度)。



いつもの飲み放題プランにして、おつまみは野菜ラタトゥユと牛モモのロースト。あまり北海道の人は牛肉を食べないような気がするのだが、かく言う私もそれ程食べない。そこで珍しくホテルの味を試してみたくなったのだが、これが実にうまいのである。肉は普通だと思うが、玉ねぎとニンニクを使いやや酸味のあるソースがとても美味しい。

カクテルは以下。
1杯目:ウィスキーソーダ
2杯目:ダークラム+コーヒーリキュール+グレイグース。大人のコーヒーカクテル。
3杯目:ラム+フランボワーズのロングカクテル
4杯目:マティーニ。ジンにボンベイサファイアを使ったせいか、体になじむ。
5杯目:ジン+カンパリ+シャルトリューズ。カンパリにオレンジピールがピッタリ。

バーテンダーKさんが、大阪にコンテストで行った時の話を聞く。「大阪はニガテだ」ということで二人の意見が一致。決して悪気ではないというか、好意だとおもうのだが、タクシーに乗ろうとしたところ「兄ちゃん、どこまで行くんや。そこやったら、こう行って、ああ行って…。歩いた方がええよ(嘘関西弁)」と乗せてくれなかったことがある。道には不案内だし暑いしで乗せて欲しかったのだが…。今回Kさんにも同様体験があったとのこと。
(↑これだけじゃ子供みたいだが、その他にも路上に人が寝ているのもあまり嬉しいものではない。しかもそれが横断歩道を遮るように寝ているとなると、なおさらだ)

結構酔っ払い、琴似に移動。二十四軒のビストロ「PE」へ。夜来るのは久しぶりだ。まずはアルザスの白ワインと生ハム+キウイのおつまみ。白ワインはドイツ的傾向だが、甘すぎず良い香りだ。

今日は単品注文にすることにして1品目はタコのソテー。タコが碁石のようにふくれて歯ごたえが良い。さらにソースが実に美味しいのだよなあ。この辺が自作するものとの大きな違いだ。



2品目は牛タンのグリエサラダ仕立て(メモってなかったので適当)。ザクッとした歯ごたえはサラダとも合うし、赤ワインとも合う。



最後にちょっとだけチーズを切り分けて(胡桃と合う)もらったが、赤ワインが無くなった。赤ワインの方が良い気もするが、グラッパにチェンジ。これがまた度数60度で気持ちよくなりつつ撃沈。楽しい1日であった。


20080126ギャラリー巡り

2008年01月26日 17時16分58秒 | ART
本日はコンチネンタル→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→たぴお→時計台→北海道文学館→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→NHK→丸井→さいとう→三越→テンポラリーの13箇所。

■ギャラリーたぴお「たぴお所蔵版画展」。一原有徳、S.エイドリゲヴィチウス、和田裕子あたりの小品はぜひとも欲しくなるくらいだが、これを買いだしてはまた違う地獄に落ちてしまうのだろうと思う。やめておこう。

■時計台ギャラリー「立体展 ―作業着の女の子―」。吉成翔子「ぱっぱぱぱぱ」「しーん」はいずれも音を表現した作品。「ぱっぱぱぱぱ」の方は、アニメで花が咲いた瞬間の擬音が聞こえるよう。「しーん」の方は雪の結晶が静かに落ちた瞬間。実際は鉄の塊なので凄い音がしそうだ。

町嶋真寿「正方形のかたちをしてシャーレに採りだされた肉片みっつ」。ほぼ正6面体の作品が三つ。その三つを眺めるも良し、展示場全体の中心としてみるも良し。

「絵画・版画作品展」の方。小川千帆「黄色い灰色」。感情を押さえた表現が妙に気になる。武田章「かちくちゃん」。可愛らしいが「家畜は食べても良い」という欧米的概念への皮肉か? 村山聡「儚さの観念」。色彩感覚でコンチネンタルで出品していた作品を思い出した。これもなかなか良い。

干場清順「森・這いずる谺と音楽」。あふれ出るイメージを片っぱしから捕まえて、交錯する次元をものともせずに描いてしまった作品。スピード感が非常に感じられるのだが、どのくらいの速さで描いているのだろうか。

■北海道立文学館「THE LAND OF SNOW AND WIND」。いつもの通り中島公園を通って行こうとしたら、大変なことに(冒頭写真)。入場料が500円なのだが、文学館の入場料400円+100円だと思って諦めれば良いのかな。コンセプチュアルであることは分かるのだが。

さて文学館の400円にも辛いものがあるが、米坂ヒデノリの木彫2点と梁川剛一画の紙芝居があったのは収穫。梁川作品の「ウィリアム・テル」は洋風で良いが、「フランダースの犬」は泣けそうにない。

■市民ギャラリー「札幌大谷大学短期大学部美術科 第43回卒業制作展・第41回終了制作展・専攻科1年展・美術科1年展」(長い)。

・後藤志姫「F」。うつぶせになっているのは男性だろうか。考えさせられる作品。
・藪真菜美「比較」。このタイトルで豚と女性を描いている。妙にクールでうまい。
・渡邉ゆかり「通過点」。煙を上げる工場群の中、石造りのような女性が立ち、その胴体を赤い列車が通過している。なにやら象徴的。
・小林愛美「早起きの子くじら」。いかにも海中シーンに出てきそうな図柄であるが、色彩が落ち着いているし美しい。
・岡田まみ「化石」。卒業展頃の女性の工芸品・デザインは大体可愛らしくてむず痒くなるのだが、刃物や道具を恐竜に見立てて彩色した作品。これは面白いし、デザイン的にも良いものを感じる。
・中川夕樹「行進」。ほぼ似た二枚だが、上の作品は動物達が行進。下では奇怪な怪物に変貌した者たちが行進。
・高橋静香「虚像」。ほぼモノクロの廃墟画。雰囲気ある。
・折目桃子「garden」。私は過去、時計台ギャラリーの3人展、道展で折目作品に目をつけているようだ。やはり好みというものはあるのだな。

■丸井「三岸節子展」。水彩・グワッシュ等のあっさりしたもので1~200万。厚くガキッと描いたものは1千万以上。売れていたりするから怖い。

■三越「リアリズム絵画展」。デパートの展覧会を見ていると「売り画だしな」と理屈にならない理由であまり感興がわかない。しかしこれはなかなか良かったなあ。伊藤龍彦「冬の日」は窓外のしばれる樹木が良い。小木曽誠「時を刻む刻」は女性の目が印象的。権藤信隆「慕」はギリシャからヨーロッパアート調で面白い。

「児島新太郎油絵展」。女性が横向きか伏目がちでオリエンタル調。そこのワンパターンさが気になるのだが、間違いなくうまい。大したものだ。

※美術関係余話。
・近代美術館で片岡球子の回顧展をやるという話があるらしい。
・1/27の「新日曜美術館」で「松林図屏風」を取り上げていたが、これは実物を見ると間違いなく凄い。想像していたものをはるかに上回る(想像が貧困だという話も)。機会がある人はぜひ。

中華ちらし3

2008年01月26日 12時46分00秒 | 食べ歩き
今年に入ってはや3回目の中華ちらしである。マイナーな食べ物であることと、あまり特徴がないところが気に入った模様。

さて、今日の中華ちらしは今までで一番「肉野菜炒め丼」に近かった。決してまずいわけではないのだが、工夫が感じられないのだ。具は玉子、白菜、豚肉(細切りではない)、エビ、イカ、玉ねぎ、もやし、キクラゲ、紅しょうが。海鮮が入っているのには初めてお目にかかった。