散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

三連夜(3)

2008年07月18日 19時48分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
うっかり三日連続で飲みにでてしまったなあ。やっぱり一人で飲まないとダメみたいである。

湿度の高い嫌な空気の中、すすきののバー「N」へ。一杯目はお勧めフレッシュフルーツカクテルの中から「しょうが」を選択してみよう。フルーツじゃないけど。

ジンバック風のカクテルだが、ジンジャービアと生のしょうが絞り汁で刺激的な味だ。さっぱりしているが、どちらかというとしょうがは体を温めるものだったかも知れない。

2杯目は、ちょっと自分でも嫌味な感じだなあと思いつつ「先日、本で読みまして」とマティーニを注文。

(たまたま)あまり冷えていないビフィーターで、氷をステアしジンを切り、そこでマティーニを作ってもらう。

「違いが分かるんだろうか。分からなかったら恥ずかしいな」と思っていたが、そのマティーニを一口、なるほど明白に違う。実は今、本を読み直してみたところ、ゴードンを使っていたということが判明したが、あまり冷えていないビフィーターというのが、出会いものである。

以前、横浜でクラシックなマティーニを飲んだときにも思ったが、「マティーニって、この温度だったのか!」という感じなのだ。一般に近年のマティーニは冷たさを持ってよしとすることが多い。しかし、これを飲むと冷えているばかりが能じゃないということがよくわかる。つい感動してしまい、このカクテルの名前は「沈黙のマティーニ(笑)」ということになってしまった。

ところで氷をリンスしたジンは、ジンビタースロックとしてこちらも美味しく頂いた。本の中ではバーテンダー氏が勢い良くジンを捨てていたのだが、「お酒を捨てるのはダメ」ということでNさんと意見が一致したのである。余ったジンも飲むため、激しく酔っ払うことが欠点であるなあ。

最後に、つい先日棚から発見されたという、ロングモーン9年カスクストレングスでしめる。63.3%なので、さすがにキツイ。お勧めに従ってちょっと加水してみたところ(私はストレート原理主義なので、ほとんど加水をしない)、香り爆発でなかなかの風味を持っていることが分かった。

しかし飲みすぎだ。明日から三連休だからいいか・・・