散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

感動する店

2008年07月28日 21時54分11秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
私が参考にさせてもらっている他の方のブログで「本当に大丈夫かこの店」「あまりの素晴らしさに感動」「なんていい店なんだ」と口々に絶賛されている「P&R」という店に行ってみた。



この店のシステムは2000円飲み放題。えっ、高いって? 2000円で時間無制限飲み放題と、食べるものもそこそこ出るらしいからなあ。食べ物は完全にお店のお任せで、その辺が低価格にできる要因らしい。

早速ビールを注文してグイグイ飲んでいると、いろいろなつまみが出てきた。

1品目:揚げ餃子にエビチリがかかったもの



2品目:刺身(マグロ、サーモン)。芋焼酎を注文。



3品目:鶏唐揚げ、枝豆



4品目:大根サラダ



5品目:串焼き(鶏、ラム)、串カツ。白ワインを注文。串焼きはイタリアン風味付け。テーブルに置いてあるソースも妙に美味い。





6品目:ホタテ焼き



実はここで次の店に行こうとしたところ、店員さんに「まだ料理でますから」と止められた。えっ、まだ出るの?

7品目:冷やし中華。赤ワインを注文。





8品目:鶏ソテー。そば焼酎を注文



9品目:メロン(写真なし)

ふー、やっと料理が終わったらしい。2000円でこれは出すぎというか、驚きのセットだ。これは人気になるのも当然で、予約客がとにかく多い。開店から1時間半頃にやってきたオジサン二人組みには「もう席がありません」という状態になっていた。

ちょうど満腹で結構飲んだので「ここ空きますから」と席を譲ることにした。すると妙に感じのいい店員さんが会計の時に「もっとゆっくりしていって良いんですよ」とニコニコしながら言うのである。本当に時間無制限のようで、私の滞在時間はとても短い方なのだろう。

またセコイ居酒屋だと、飲み放題の時にはしつこく呼ばないと注文を取りに来てくれなかったりするのだが、この店では飲み物がなくなりかけると「次はいかがいたしましょうか」とすぐに来てくれるのだ。

もう「絶対満足、十分満足」というキャッチフレーズを超えてるよ。店から言うことは出来ないと思うので、私が「絶対感動」のキャッチフレーズを付けてあげよう。



苦しい腹を抱えて、札幌駅から琴似へ移動。バー「D」でジンフィズ+ビタース、マッカーシーズ・オレゴン・シングルモルト、ポートエレン・ファイナルヴィンテージ23年ダグラスレインを飲む。

大満足で帰宅。

20080728ギャラリー巡り

2008年07月28日 16時29分07秒 | ART
今日は大同→富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→石狩美術館→JRアートBOXと少なめ。

■富士フィルムフォトサロン「第47回富士フイルムフォトコンテスト入賞作品発表展」。目を引く写真が多い。どことなくユーモアをひめた感じが、単なる風景写真ではない印象を与えてくれる。

大瀬澄「ドンコ舟修学旅行」。小舟に女子高生(多分)が沢山。修学旅行だからか普段からそうなのか、全員簡素な白ソックスなのだ。ほのぼのしている。
加藤寿俊「不測の事態」。流鏑馬中のおじさんが、落馬寸前で「ああっ、ダメだ!」という顔をしている。笑ってはいけないが、笑いそうになる。
石島忍「惜春」。道路と車に一面の桜の花びら。ハッとするシーンだ。

■石狩美術館。主に展示されているのはフランスの銅版画家ルイ・イカール、ガレ、ドーム兄弟、日本のガラス作家黒木国昭の作品。



まず麻生からシャトルバスに乗ること約20分で美術館に到着。月曜日のせいか、おばちゃん数名くらいしかいない中、3階から展示を見る。ガレ、ドーム兄弟の作品は近代美術館で結構見たことがあるが、この美術館にはそれよりも大きな作品がかなりある。ガラスケースを回り込んでほぼ全方向から見ることができるようになっているので、良いと思う(観覧者も少ないし)。

黒木国昭の作品は、ガレ・ドームの系列のようでもあるし、「光琳」「東海道五拾三次」シリーズのように日本的なものもある(ガレもジャポニスム的作品を作っているな)。ガラス造形の表面に、ド派手に花をつけている作品はちょっとどうかなあと思う。ホタルブクロをかたどった作品が「ガミラス総統府」のようで、ちょっと面白かった。

さて問題はルイ・イカールである。少女マンガチックな女性像を描いているのだが、私の好みではない。色気が全然ないし、人物が薄く(まさに紙に書かれただけ)感じられるのだ。同じく私があまり好まない竹久夢二が思い浮かんでしまった。

「サロメ」「シェエラザード」のように、背景のある(知っている)人物を描いたものは、まだ何となく判るような気がするので、やはり描かれたものだけからにじみ出てくるものが足りないのではないかなあ。

ま、とにかく一見の価値はある。

帰りもシャトルバスで札幌駅の北口まで。車を運転しないものにとっては、送迎してくれるのがありがたい。移動中に突然の夕立があったが、それも札幌駅につく頃にはおさまっていた。


平日しかやっていない店

2008年07月28日 11時40分50秒 | 食べ歩き
夏休み三日目。平日の昼食は平日にしかやっていない店に行きたいものである。ということで、「Hグリル」へ。特別どうということもない店だが、なんとなく社員食堂っぽさが好きだ(本当に社員食堂らしい)。



昼のピーク時を外したので、客はそれ程いない。さっそくAランチ(メンチカツ定食)を注文すると、すぐに出てきた。スポーツ新聞を読みながら食べる。



メンチカツは揚げたてではないものの、温かさが残っておりボリュームも十分。小鉢にひじきがついているあたりがありがたい。ワカメたっぷりの味噌汁、漬け物もいい感じで、完食。

さて、ギャラリー巡りに出発だ。

20080728最近読んだ本

2008年07月28日 10時04分46秒 | 読書
■「鬼平犯科帳20」
再読。

■「パンドラの火花」黒武洋
家族を含む11人殺害で死刑判決を受けた男が、30年後にタイムマシンで過去に戻される。犯罪を犯す直前の自分に会い、犯行を未然に防止できれば死刑を回避できるのだ。はたして自分をそう簡単に説得できるのか。これは中々の傑作である。

以下、図書館の6冊。
■「獏さんのぽちぶくろ」夢枕獏
エッセイもいいけど、早く「飢狼伝」を書けよ。

■「エブリワン氏の「裁判員日記」」一橋総合研究所
裁判員制度の難しい問題には全て目をつぶりました、という本。

■「今、絶滅の恐れがある水辺の生き物達」内山りゅう、市川憲平
えっ、めだかって北海道にいないの? 子供の頃に取っていたあの小魚は何なのであろうか。

■「進化し続ける植物達」葛西奈津子
分裂して片方は植物として、片方は動物として生きる生命体がいるらしい。由緒ある神社仏閣では、草取りをずっとし続けられることに対して、オオバコが適応進化して小さくなるらしい。ふーん。

■「けんびきょうでわかった! いきもののスゴイ能力」戒能洋一、阿達直樹
これは分かりやすく面白い図版が沢山である。

■「絶景冬列車の旅」櫻井寛
青森~大阪の特急白鳥なんてたまりませんな。