散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

事情により帯広(2)

2010年10月17日 19時10分32秒 | 食べ歩き
日曜日の帯広の町は、やはり閉まっている店も多い。ということで悩まず、いつもの焼肉店「H」へ。私はいつも混雑している本店より、開店すぐの時間帯は結構すいている東銀座店の方が好きだ。明日はいろいろしなければならないことがあるので、アルコールは「ほろ」という、帯広ビール15周年記念商品(なんと300円)1杯だけにしておく。これは少し甘みの強い発泡酒であった。



食べ物は、焼き野菜(十勝マッシュというマッシュルームがついている)、ナムル、牛ホルモン、特上ミノ、ジンギスカン並をまずは行ってみよう。

野菜はなかなか上手く焼くのが難しいのだが、ピーマンが一番美味しく焼けた。ナムルは合間につまんで、結構野菜を多めに食べた。



牛ホルモンは脂のせいで火の手が上がるが、こんがりと上手い事焼けた。これは美味しい。



ジンギスカンはこの店定番の味にして、310円という素晴らしい値段だ。特上ミノは特上と言っても脂がのる素材ではなく、歯ごたえがサクッと、良いところを使っているという印象だ。



今日はあまり酒を飲んでいないため、めずらしく小ライスとカシワスープハーフで締め。スープはハーフ値段なので、200円だったかな? 何ともありがたい値段である。ライスには少し焼肉のたれをかけて食べる。品がないが、美味い…。


事情により帯広(1)

2010年10月17日 16時55分18秒 | ART
諸事情により、日曜日出発で帯広へ。帯広到着後、早速、帯広美術館へ。まずは「ミロ展 版画の全貌」をみる。初期作品から晩年までの版画を展示しており、さほどミロが好きでもない私でも面白かった。

メリハリのある色彩と軽妙なタッチ(即興的に見えて、きちんとしたデッサンに基づくと解説があった)は、見飽きなく、音楽のようなリズミカルさを感じる。



常設展は「ふしぎ…!? 謎解き美術館」という展覧会で、こちらも12点ながら面白かった。

岡部昌生「オビヒロ・マトリックス1991の10ピース」:地元らしい良い展示だ。これまで見たフロッタージュの中でも、もっとも具体物を写し取った作品に見える。ガス弁や「三井金物店」の看板、依田勉三碑文等があり、形が明確になっていると見やすい。

太田三郎「Stamp map of Hokkaido "Desember29,1993"」:道内460の郵便局に切手を送り、甥の命日の日付印を押してもらった切手を、郵便局の位置に配置したもの。北海道全域にくまなく郵便局があるため、ちゃんと北海道の形が浮かんでくるのだ。江別郵便局だけが、風景印を押してくれているのも面白い。

※しかし、後日郵便局に行ったのだが、どうにもあまり応対がよくないなあ…

この他、一原有徳「SON4(b)」、池田緑「My Own Specimen(1943年4月3日に生まれて)」、秋岡美帆「ゆれるかげ」、楢原武正「黒の惑星17-1-7」など、興味深い作品は多い。

この後、夕食(別項)をはさんで、帯広市民ギャラリーの「道東書道展」へ。私はそれほど書道に興味がないのだが、227点の展示と、かなり立派な展覧会であった。夜なので、観客が2~3人しかいないのが残念だ。