散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

狸小路の風情

2015年05月04日 22時37分18秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
1軒目古典居酒屋で一杯やり、さて、もう少しパトロールしていきましょうか(女酒場放浪記か)。北西方面に進み、狸小路でパッと目についたバール「SP」に入って見ることにした。あまり迷わなかったので、少し酔っているらしい。

店内に入ると、ゴールデンウィークのせいか他に客は無い。カウンターに座り、白ワインを注文。本日のタパスから1つ注文して通し代わりにする仕組みなので、スペインオムレツを注文する。



さて、とりあえず様子見に読書でもするかと本を出したのだが、店主が意外なほどの話好きで、店にいる間ずっと話をする結果となった。内容は札幌昼酒事情など。やはり飲食業の人は、いろいろな店を知っている。

続いて赤ワインと鶏と野菜のトンナートソースを注文。赤ワインはボトル注文があった時に、間違えて開けてしまったという少し上等なワイン。確かに、なかなか濃厚な味がした。



最後にボウモアエニグマをストレートで飲んで終了(結構、腹一杯)。今日は少し寒いだろうが、開いた窓から聞こえる狸小路の風情は悪くなかった。テラス席もあるので、夏は人気が出そうだ。

 

今日の天気予報は夕方から雨。確かに雨は降っていたが、土砂降りという訳ではなく、折りたたみ傘で十分用は足りた。



もう少し飲みたいと思ったが、西11丁目までは行きたい店も無し。琴似に降り立っても閉まっているところが多いため、帰宅。まあ、飲み足りない位で帰るのが正解なのだろう。

懐かし酒場 第12回

2015年05月04日 21時03分21秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
5か月ぶりのこのシリーズ。今回はすすきので約50年。私も学生時代には随分お世話になった「GIF」に、おそらく25年ぶり位にやってくることになった。祝日の月曜日だったので、私が良く行く個人店は軒並み休みだったというのも、理由の一つである。

小グループ用らしい2階へ階段で上がり、1人客であることを告げる。どうやらカウンターは無いらしく、4人席に通される。かなりのゆったりスペースだな。飲み放題もあったが、単品注文することにして、最初は角ハイボールから。見た感じたっぷり入っているのが嬉しい。



通しが無いのも嬉しいね(飲み放題には300円で通しが付く模様)。私は気のきいた店の毎日変わる通しならば良いと思うが、業務用のこれで○百円とるの? という通しには大反対派なのである。

さて最初の注文はしめ鯖から。これはごく一般的な味だった。続いて、手羽先スパイシー揚げ。こちらは程よくスパイシー、揚げ方も上々とあって、かなり美味しい。やっぱり揚げものには定評のある店だな。

 

生グレープフルーツサワーを注文し、軟骨つくねを注文。見た瞬間寂しい感じだったので、タレにすれば良かったと思ったが、塩味もなかなかどうして悪くない。



締めを焼きそばにしようか(380円からあるのだ)、巻物にしようか迷ったのだが、この店ならではの「いももち」を発見。司牡丹とともに注文してみた。





いももちは甘辛いタレに海苔、バター付き。バターを溶かして食べると、その濃厚な味がたまらない。これは締めにちょうど良かったな。

ところで周りの客は、久しぶりに街中に出て来た感じの老夫婦。最後に楽しそうにデザートを注文していた。社会人1年目で学生時代の仲間と集まり言いたいことぶちまけ中のグループは少々騒がしかったが、それが何となく許される店だ。ところで、アルバイトの店員さんの感じがとても良かったことも書いておこう。


20150504ギャラリー巡り

2015年05月04日 16時52分31秒 | ART
本日は新さっぽろ→ARTWALL→芸森→大丸の4か所。

■新さっぽろギャラリー「今荘義男個展「古里」」。ライティングが抑え目になっており、古里シリーズの色彩が馴染んでいた。

■札幌芸術の森美術館「歌川国芳展」。充実の展示、結局2時間かかった。解説パネルが見やすく充実している。

「蝦蟆僊人と相馬太郎良門」:ショッカーの秘密基地と親玉の原型はここに合ったのか、という感じ。
「出雲伊麿」:ワニザメ退治の図。爪のような波頭は北斎由来ものもか。
「大物之浦海底之図」:平知盛が亡霊となって義経に迫る図なのだが、海中にはカニ、エビ、エイ、魚が多数。そちらが描きたかったのではないかと思えるほどだ。

「平知盛亡霊の図」:せっかく亡霊となって出て来たのは良いが、弁慶の念仏で退散。弁慶って僧兵なのだろうけど、そんな力があるのか?
「鬼童丸」:少年ジャンプの系譜もこの辺が発祥かもしれない。
「暑中の夕立」:傘に料理屋の名前がスポンサーとして入っているところが展示パネルで取り上げられていたが、私は「鷺」料理の店というのが気になった。

「東都名所佃嶋」:川に流れるスイカや桶、水死者供養のお札が舞っているところをあえて描く。
「東都名所浅草今戸」:風景画なのだが、奇妙な形や、風景の省略を行い、心象風景のようになっている。
「横浜本町之図」:やけに人々の服がカラフルだ。当時から、おしゃれな横浜イメージなのだろうか。

「其まま地口猫飼好五十三疋(下)」:草津→くさつ→こたつ→こたつに猫。こんな駄洒落が楽しい。
「狸のあみ打」「狸のおふらい」:狸の中で金○が小さいものが、見世物小屋で見世物になっている。ちょっと悲しいぞ。
「金魚づくし 酒のざしき」:金魚たちがふらふらと宴会中。何とも自由な作品。

「荷宝蔵壁のむだ書」:役者絵が禁止されたので、「壁に書かれたいたずらですよ」という体で、役者の顔を描いたもの。これ、現物を知っていると、今で言うモノマネ芸のように爆笑だと思う。雰囲気だけは伝わってきた。

解説パネルの充実っぷりはある種の問題で、できれば、解説パネルのみ別会場で展示し、そっちの入場料を300円にしてやれば満足する人も多いんじゃないか? と皮肉ってみる。作品を見るより、パネルに時間をかけている人が随分いたので。



工芸館では「茶」の展示会。茶会で抹茶を振舞われるのは興味が無いが、現代の茶器は見て面白いかと・



何となく、少し雨が降りそうだ。池に白い作品が浮かぶと、芸森の春だ。



■大丸美術画廊「鎌田義裕 日本画展」。
「彩光府馬の大楠」:大木と緑と光の世界。入口のショーケースに展示されていたこの作品は結構良いと思う。

意外と天丼

2015年05月04日 11時45分50秒 | 食べ歩き
街中に出てきて、今日の昼食はどうしようと思ったところで、先日「天ぷらだ!」となったことを思い出した。大通界隈だと、手軽に「EB」だな。祝日だから、結構人がいたりしてと思ったら先客1名。但し、その後、10人くらいは客が来たので、タイミングとしてはちょうど良かった。

私は天丼より天ぷら定食の方が好きなのだが、「上」で比較すると400円差。若干妥協しつつ、上天丼を注文。手際良く作ってくれる最中、開けっぱなしの入口から熊ん蜂のようなのが飛び込んできて、動揺する。

動揺おさまり、やってきた天丼を見ると、お、なかなか良いじゃない。エビ2、イカ、キス(多分)、海苔、春菊ののった天丼だ。なめこの味噌汁を一口飲んで、エビから行って見よう。

 

揚げ方は上々、タレ少し濃いめ。しかしご飯の白いところもそれなりにあるので、ちょっと濃いめ位の方が良い感じだ。イカも硬さは全くなく、ふんわり食べられる感じ。まあ、千円超えないこれくらいが良いのではないだろうか。他の客もエビ天丼、天丼などを注文している人が多かった。