散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

初注文の品

2015年05月16日 21時19分34秒 | 食べ歩き
最後に琴似で夜食。久しぶりにイタリアンの「SZ」へ。しかし子供(3歳くらいから高校生?)がこんな時間にも大勢いるね。二人掛けの席が空いておらず、四人掛けの席へ。

最初に柔らか青豆の温サラダと赤ワイン250mlを注文。メニュー写真を見る限り「グリーンピースばっかり!」と思って注文したことがなかったのだが、温泉たまごを崩して食べると、ベーコンの塩気もあってなかなか。できればオリーブオイルをかけて変化をつけてみなかったのだが、近くに見当たらなかった。



そして夜食のメインはミートドリア。ま、これは外れの無い味だ。



それにしても店長さんらしき人の顔に元気がなかったのが気になった。店の人が疲れていると、あちこちにほころびが見えてくるのではないだろうか。

余市盤石

2015年05月16日 20時00分25秒 | 飲み歩き・琴似界隈
随分日が長くなった。まだ明るい中、2軒目は琴似のバー「D」。



1杯目はアクアビットを飲みたくなり、アクアビットフィズから。さっぱり。



2杯目はジャックダニエル・シングルバレル・エクストラ・クリーミー。最近のプレミアムバーボンは出来がいいからねえ。これもしっかりとした味わいである。



3杯目はここで満を持して余市シングルモルト20年(をハーフで)。値段のためもありハーフショットになってしまったが、それでも余市のしっかりした味わい、濃厚さは良く分かる。やっぱり、余市20年は素晴らしいよ。



この後何を飲むべきか悩むところだが、キルホーマン・ロッホゴルムとちょうどいいものがあった。香りは余市にも負けないスモーク香。味は比べると線が少し細いところもあるが、十分楽しめる味だった。



よし、次はどうしようかな?

魚ならば

2015年05月16日 18時43分48秒 | 飲み歩き・琴似界隈
最近、琴似飲みが多い。今日もギャラリー巡り終了後、琴似の居酒屋「F本店」へ。この前久しぶりに来て、良さを再認識したからである。その時は遅い時間帯でカウンターには余裕があったので、ちょっと油断していたら、今日は17時半ですでにかなりの混雑。何とかカウンター席に座ることができた。

 
→店の前を通りがかるときに、メニューを見るだけでも楽しい。

最初はレモンサワーを注文し、通しはふきとさつま揚げの煮物。



この店はやはり刺身だろう。本日のサービス価格商品から、歯舞のサメカレイ刺し(350円)、静岡の生キハダマグロ刺し(350円)を注文する。刺身は一緒に盛りあわせて、山わさび添えで登場。





サメカレイは見た感じが蝋細工のようだ。結構脂が乗っているが、しつこくなくするする食べられる。縁側の方は歯ごたえが少し強い感じだ。キハダマグロはあっさりした味わいだが、生とあって舌触りがなめらか。

ここで新潟の酒、凌駕を注文。これは辛口淡麗というよりは、味わいがしっかりとあって旨い。



ここで北海道ではまあ食べないぎんぽう天ぷらを注文。江戸前の天ぷらに使う魚と思って注文したのだが、これが驚きの味だった。天ぷらという調理に合うのだろう。揚げられた身はふわふわで、特に最初の一口はふぐの白子かと思うほどの口どけだ。



これは素晴らしい絶品だった。北海道の人はこの魚の旨さに気が付かないかもしれないが、もし見かけることがあったら試してほしいものだと思う。カウンターも空いてきたのだが、まずはこの辺にしておこうか。

20150516ギャラリー巡り

2015年05月16日 16時50分41秒 | ART
本日は大通→道新→時計台→たぴお→法邑→大丸→紀伊国屋→三越→スカイホール→さいとう→丸井→SYMBIOSIS→富士フイルム→CAI02の14か所。

■時計台ギャラリー「安藤和也個展Vol.5」。素晴らしい描写力はもちろんの事、簡単にテーマを読み取らせない深みがある。タイトルは例えば「何を見ているのか、僕は知りたい」と人間の関係性を表しながら、画の中に描かれている人物たちは目もあわさずにコミュニケーションがとれているようには思えないのだ。また、人の体や指の間からもれだしてくる青い光(生命?)と頭蓋骨に代表される死のイメージ。この対称性も目につく所である。

■時計台ギャラリー「藤井康子展」。
「The Lost World II」:初めて時計台ギャラリーで見たときに、スーパーリアリズムの香りがして気になっていた方の作品だ。これはその頃のもので廃車置き場の自動車を描いている。
「Departure」:その後、人物の横たわる作品があり、近年のこの作品は戦闘機の前に赤い下着の女性が立っている画。両テーマを合わせたような感じなのだが、でもやっぱり好きなのはメカニックではなかろうか。

今週の時計台ギャラリーは全室埋まっていないものの当たりの日だ。

■茶廊法邑「Bee hive展 2015」。グループ展であるがゆえに成功している事例だと思う。
吉成翔子「とことこてくてくのびのび」:普段から壁に貼り付けるスタイルの作品だが、今回はことのほかのびのびしている。天井を越えて伸び続け(厳密にはパーツは途中で途切れている)、向こう側の壁に到達してしまったのだ。
松田郁美「bracelet」:いつもの球形がひょうたん型の鉄でつながり合わさっている。

佐藤あゆみ「ここよりももっと」:金属の植物なのだが、小さな葉の部分の色が金属というよりは植物っぽく、接近して見ると良い感じだ。
佐々木仁美「記憶の断片」:四角の形に小さな金属片をピンで埋め込んだ作品。この一つ一つが人間の記憶なのだろうか。

近くの法国公園がおしゃれに改装されていた。



大丸では6階で竹鶴リタの写真展が開催されていた。かなりの人気で画廊で版画を見ていても、「リタの写真展はどこでやっているのですか」と聞きに来る人がいるし、行って見たところ女性軍団で埋め尽くされている状態だった。6階には初めて気が付いたが、あさはらちよじ「To the Future 未来へ…」という彫刻作品が置いてあるのであった。



■スカイホール「石川亨信 凹版画展」。最初、何だこれはと思っても見ているうちに作品イメージが見えてくるのだ。しかしそれは、鑑賞者の内面にあるものでもあるので、イメージ力のある人が見るほど面白い、鏡のような作品群なのかもしれない。

中央のロール紙はアスファルトにインクを塗り、ロール紙を置いて車で10往復ほどひいたというダイナミックな作品。展示室奥の中央にある作品は、私は見た瞬間「水連」だなと思った色彩と形。なかなか面白いね。

■丸井今井「いけばなの根源 池坊展」。作品の前に立つと、手前に葉がのびて見ている人に刺さりそうなくらいの作品が多い。前へ前へ、これが池坊なのかな?

■symbiosis「AQUA-久野志乃×福本双紅 展覧会」。これは見ないわけにはいかない。
久野志乃「あおの発見」:ラフレシアのようになった氷河の中央にたどり着いて見れば、そこには水のある大きな穴があった。いつもながら、すばらしい作品を見ることができた。

ああ、勘違い

2015年05月16日 12時07分58秒 | 食べ歩き
私はいそいそとある店に向かっていた。先週、その店の路上メニューに「カレースパゲッティ」の文字を発見していたからだ。12時少し前に、その店ビストロ「G」へ入店。店内にはソファ席とガラステーブル席(4人がけ)とあって、ちょっと妙な感じがするが、先客1名なので4人テーブルに座り、メニューを見る。

あれ、カレースパゲッティがないな。カレーもあるし、スパゲッティもメニューにあるが、カレースパゲッティがない。スパゲッティ系のメニューの一番下の文字が消されているので、もしかしてこれか? しかし、ちょうど1週間の間に無くなるかね?

一応、聞いて見ようかとも思ったのだが、どうも気がすすまない。方針を変え、それはそれで旨そうなランチメニューの中から、ハンバーグとエビフライのセットを注文してみる。

待つことしばし、ランチ到着。ご飯は洋食風に皿盛りだが、なかなかの量がある。味噌汁はかなり大きな器に熱々で出て来た。そしてメインは白パスタの上にハンバーグ、トマトソースかけ。エビフライはタルタルソース添えとなかなか気が利いている。



食べて見ると、エビはそれほどサイズが大きくないが、やはり揚げたてなので美味しい。ハンバーグはかなりのレベルで、柔らかいのだが、つなぎの感じと言うよりはしっかり肉の味。そして肉汁が程良く口中にでてきて、おかずとしての力が強い。

これはこれで良かったではないか。1階にあるとはいえ、ビルの奥なので、なかなか気が付かない店を発見できてよかった。

 

店を出て数歩、私は立ちすくんだ。数メートル先に先ほどは12時前だったので出ていなかったであろう看板があり、そっちには「カレースパゲッティ」の文字があったのだ。店を間違えていたのか…。ま、いずれ来てみることにしよう。