散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか北九州(15) 角打ちと交流

2015年09月19日 19時13分20秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
結構酔っぱらってホテル方面へと歩く。しかし、確かホテルの裏手の方に角打ちがあるんだよな。と思いつつふらふら歩いて行くと、そう、ありました。「H」酒店である。



完全に酒屋さんの中にカウンターがある。その一角に立ち、アルコールの弱そうな本搾りオレンジを頂く。つまみはゴボウチップとグリーン豆と乾きものだ。

 

これでしばらく飲んでいた所、私よりもう少し若い男性2名(後で聞いたら44歳だとか)が隣にやって来て飲みだした。しばらくすると「私たち○○から来たんですが、どちらから」と話しかけられた。

私にはローカル地名○○というのが聞き取れないというか、全くピンと来ない。北九州市は昔いろいろな市が合併したできたため領域が広大で、約40分くらいかけて電車で来たのだそうだ。札幌で言うと「星置」とか、そういう感じなのかな?

で、私は札幌から来て、主目的は割と角打ちに行くことであると言うと、「そりゃいいですね」といたく感心された。この後、札幌には立ち飲みの文化がなくて、などといろいろ話をするがあまり記憶にない。地元氏が冷奴(ハーフで70円という素晴らしい値段)を頼むと、おっとりした店主(女性)が「明日から連休なので、切れちゃったのよ」とキャベツのポン酢かけをサービスしてくれた。



それから地元氏は「これが名物らしいですよ」とソーセージを注文。出てくるのを見ると、玉ねぎスライス大量の上に魚肉ソーセージを乗せ、さらにマヨネーズ・一味唐辛子をかけると言う超B級(C級?)の一品。ありがたくご相伴にあずかる。



その後も会話は続き、酎ハイレモンを追加。実に楽しいのだが、私は5軒目とあってそろそろ足腰が立たなくなってきた。何とか2缶目のドリンクを飲んだところで、「まだこれからですよ」という地元氏と別れ、ホテルに帰る。



やっぱり角打ちってイイね。その余韻を楽しみながら、ホテルでよろめきつつ大浴場に行き(幸い他に誰もいなかった)、早目に沈没する私であった。

なぜか北九州(15) 名店再訪

2015年09月19日 17時43分53秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
やはり小倉に来てもう一度行きたくなる店と言えば、「なぜか北九州(9) 小倉の名店」で登場した居酒屋「M」だろう。今回は比較的開店直後に訪問したところ、1階の座席の埋まり度合いは6割程度であった。念のため2階に入れるかどうか聞いてみたところ、やはり予約で無理とのこと。これだけは心残りだった。

さてビールとともに、おばいけから注文。これは札幌ではめったに見ないが、さらしくじらの酢味噌和えである。ほとんど味のないさらしくじらであるが、食感が面白いのだ。



続いて単品でしめ鯖を注文。となると燗酒だな。

 

後は最初に来た時に気になっていたあいがもつくねを注文。卵の黄身と醤油をからめて食べるのだが、これはいい。ちなみに本日は土曜日とあって、カウンター内の店員さんも3名に増加。注文の聞き取りや配膳が安定している。



続いて肉責めだが、豚の角煮を注文。そうそう、疲れてくるとこういう甘めの味付けが嬉しいんだよな。豚の角煮と言えば店によっては高級ゾーンで800円くらいしたりするのだが、この店は400円。気軽に注文できる値段である。



最後にあさりバター(これがかなり濃厚な貝の味+バター味だった)を注文して、終了。



いや、いい店だった。いつかまた来ることがあればと真剣に思う私であった。しかし、控えめに飲んでいるとはいえ、ここで4軒目。少し酔ってきたな。

なぜか北九州(14) 小倉死闘編

2015年09月19日 16時14分36秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
もう一つ小倉で気になっていたもの、それは「角打ち」である。いわゆる立ち飲みの店は各地にあるが(札幌には少ない)、特に酒屋で飲ませる店を北九州では「角打ち」といい、そのような店がかなり多いらしい。

ということで1軒目は店がなかなか見つからずに焦ったが、旦過市場内にある「A」酒店へ。流儀があまり良く分からないので、目の前にある日本酒メニューから出羽桜をハーフで注文(先は長い)。小さめの桝にグラスを入れ、約半合の酒を店主がついでくれた。

酒を飲みつつ、何かつまみたいところだが、昼食の直後とあって無理そうだ。先客が1名いるのだが、その年配氏が話しかけるのも店主は何となく受け流している模様。店にも「飲食は30分以内で」「店内の無断撮影はお断り」といろいろ掲示があり、まあ、酒屋の店頭なのだから黙って飲むのかな? という感じ。

2杯目に北九州の酒、天心を注文。ここで年配氏がいなくなり、いよいよ静かに飲むべしか、と思ったところ店主が「日本酒がお好きですか」と話しかけてきた。「まあ、何でも飲むんですが、目の前に酒の銘柄があったので頼んでみました」と私。実はそれほど寡黙な店でもなかったようで、ちょっと意識しすぎだったか。

まあ、次もあるし、そろそろ行くか。



市場内でトイレを拝借し、モノレールの旦過駅へ。小倉にはモノレールが走っているので、ぜひ一度乗っておきたかったのである。

 

駅にいればモノレールの高さは感じないが、走行を始めるとビルの5階くらいの結構な高さにいるのだ。

 

2駅で小倉に到着。モノレールが到着したのと逆サイドはホームドアがないので、レールまで、さらには地面までスケスケ状態で高所恐怖症の私にとっては、ちょっと怖い。



小倉駅から右手側に広がる怪しげなゾーン(ストリップ劇場があった)に侵入し、ぐるぐる回った結果、次の店は「T」だ。店内は大きく2つのエリアに分かれており、片方は年配の女性1名、もう片方は若い男から年配男性まで先客4名。私も男性ゾーンのカウンターに立ち、酎ハイレモンを注文。



若い奴ら3人は小テーブルの席に腰掛けて早くも小宴会モードか。もう一人の年配氏はテレビの「解決ビフォーアフター」に釘づけの昼下がりである。

続いて蕎麦焼酎の水割りを控えめに注文したところ、結構な量の水割りが到着した。



まだ腹も減らないし、残念ながらつまみを注文出来ない。でも、クラシックな店構えを堪能することができた。

テレビに夢中の年配氏。

 

さて、再び少しぶらぶら歩く。天気もいいし、新幹線が止まるだけあって立派な小倉駅が眩しい。札幌駅に新幹線が到着する日まで私は元気なのだろうか? と余計なことを考えてしまいそうだ。



次はごく普通の立ち飲み店「M」へ。店構えは普通だが、午前中に開店するようで、そういう店が札幌にも欲しいと思う。飲み物はトリスハイボールを注文。昼食からかなりたったので、牛スジポン酢でも注文してみるか。

 

牛スジポン酢はスジというよりは肉っぽい部分が多く、値段の割に悪くない一品。もう一つ、そうだなあ、餃子でも頼んでみるか。



到着したのは焼き餃子というよりは揚げ餃子に近い一品。これも値段を考えると悪くない。このように気軽に入れて、安く飲める店がぜひ繁華街にあって欲しいものである。

なぜか北九州(13) 小倉ラーメン

2015年09月19日 12時02分55秒 | 食べ歩き
小倉と言えば名物は焼うどんだよなと思っていたのだが、ある店を目にして、吸い込まれるように入ってしまった。キーワードが「らーめんセット」「創業昭和12年」の店「Y」である。

こちらに来た際に北九州の飲食店本を購入したのだが、その中でも印象的な店だったのである。何が印象的かというと「らーめんセット」でラーメンについて来るのが寿司なのである。

早速、店に入りらーめんセットを注文。寿司は巻物10種ほどから選べるのだが、鉄火巻きを選択(後でゆっくりメニューを見たら、鯖しそ巻というのがあり、それにも心ひかれた)。まずは寿司が到着。



それからラーメンが到着。熱いものから食べることにしよう。



うーむ、セットの斬新さに目が奪われていたが、このラーメンが実に旨い。割とあっさりした味ながらも、スープの程よい甘みと麺が良くあっている。これはなかなか手が止まらない。

そして鉄火巻きの方はちゃんと寿司屋さんで出てくるような、程よくふんわりした巻き方で、こちらもいい味だ。これは昔から評判のセットというのも頷けるだろう。

あっという間に食べてしまい、勘定のときに「旨かったです」と店のご主人に言うと、「おや、そうかい。また来てくださいね」とおっとりした返事を頂いた。もし小倉に住んでいたら、すかさず再訪確定の店だと思う。


なぜか北九州(12) 美術館など

2015年09月19日 11時35分41秒 | ART
小倉城庭園では企画展「ポーラ・コレクション~東西の美意識を探る~ 日本と西洋の御粧」展をやっていた。

興味深いのは飲食関係の資料で、天皇家の歯固の料理として、イノシシ肉、シカ肉、鯛、鯉、鮎、茄子、粕漬け、鏡餅に鮎・大根・木の実を持ったものが出されていた。万物を頂くという、由来があるんだろうな。

本膳料理の紹介コーナーでは、本膳に鮎飯寿し、鯛潮汁、生アワビ、黒豆、鯛酒焼きカラスミばさみ、ほやとナマコの腸和え、二の膳に澄まし汁蒸し芋、鮭とイクラ煮、ゴマ豆腐、さらにホタテ羹、長芋醤焼き、ムカゴ、香の物、茄子漬、アワビ、マツタケ、海老と今でも文句のつけようのない豪華な料理が仕立てられていた。



しかし、「撮影禁止」と書いているのに、何度もスマホでうるさい音を立てて撮影していたのは、最近では珍しい文盲の人なのだろうか。ちゃんと日本語は母国語として話せていたようだったしなあ…。

庭園としては池のある庭と書院造の建物があるのだった(そんなに興味なし)。



続いて、リバーウォークという私には縁遠そうなしゃれた施設の中にある、北九州市立美術館分館へ。ちなみに現在、市立美術館は修復のため閉館になっているらしい。ここで「ムルロ工房と20世紀の巨匠たち」という版画展を見る。

ジョアン・ミロ「アルバム13」:赤い丸と黒の縦棒。どこか日本、禅を思わせるデザイン。
ジョアン・ミロ「人物と赤い太陽I」:オレンジの太陽と黄色の人を配置した変な画。
パウル・クレー「クレー展」:ムルロ工房で作製したポスターだが、まさにクレーのイメージ通り。

マックス・エルンスト「マックス・エルンストの博物誌展」:じれにエルンストの作風がきっちり出ていて、欲しい!
ジャン=ミッシェル・フォロン「フォロン版画展」:缶を開けるとカラフルな目が一杯。センスある。
ロジェ・ブゾンブ「空/エール・フランス」:今は亡きコンコルドを配したスマートなポスター。



点数が多く、かなり見るのに時間がかかった。この辺で昼食にしようかな。

なぜか北九州(11) 朝食と散歩

2015年09月19日 10時19分30秒 | 食べ歩き
やっと主目的の地、小倉で目覚める。まずはホテルのバイキング朝食。

 

カレー少々、焼きうどん(朝から何だという感じだが、小倉の名物なのである)、蒸し野菜、マカロニサラダ、じんだ煮、焼き鯖、がめ煮、ミートボール、明太子、味噌汁。2セット目はご飯に昆布とゆかり、鶏空揚げ、スクランブルエッグ、インゲン胡麻和え。地元の料理もあり、ゆっくり食べることができて良かった(明日朝から大混雑だったが)。

ホテルを9時半頃出発し、まずは旦過市場へ。この時間帯だと飲食店は開いていないが、市場としては活況を呈している。観光客だけではなく、市民も来ている模様。今日半額セールだった肉屋さんには、大行列ができていた。その他、魚屋さんで刺身用にさばいているものがあったが、ちょっと見たことがないほどきれいなイカがあったり、素晴らしい品ぞろえだったように思う。

 



ちなみに新旦過街という所にもつながっており(新旦過街”え”というのがすごい)、確実に迷いそうな路地ばかりであった。

その後、小倉城を眺めてから、小倉城庭園へ。