本日は浄国寺→彫刻→宮の森→西高の4か所。
■浄国寺本堂「蓮華展」。「蓮」をテーマにした、岡本和幸の写真、麻生クミの絵画による展覧会。ちょっとテーマが特化しすぎている気もするが、初めて浄国寺の本堂に入り、落ち着いた気持になる。
■札幌彫刻美術館「家族の肖像」。
唐牛幸史「New Born」:宇宙の渦を写し取ったかのような台座に、子供の頭部が2個。単なる子供ではなく、新たな生命体が姿を現したかのようだ。
唐牛幸史「New Born(ドキュメント)」「誕生図」:二つ合わせて、曼荼羅のようにも見える。
佐竹真紀「肖像記」:いくつかのモニターにそれぞれ一人の人物の写真を次々に映し、顔の部分を同一箇所にすることで、その人間の歴史のようなものを描き出す、佐竹得意の手法による作品。写真が子供のころからデジタル写真の場合と、フィルムの場合があり、写真の鮮明さに違いがある。また年齢によって、その人間の持つ時の長さにも違いがあり、見ているだけでも人生が伝わってくる部分もある。ある種の「4次元アート」と呼んでよいような気がする。
深澤孝史「家族の客体」:山梨県だけにあるという道祖神の一種「丸石道祖神」をモチーフにした作品。但し、作品は石というよりはシュークリームのように見え(実際、砂糖で照りを出しているようだ)、またその作品を作る最中、家族がその横で食事をとっている奇妙なビデオ映像が流れている。
暑い中、坂を上ってきたので、汗が流れ息が切れる。1階で十分休憩しないままに2階に上がってしまい、非常に繊細な今村育子の作品などはしばらく心に入ってこなかった。2階の先に見て回るフロアにも、一つベンチが欲しかった。
■宮の森美術館「札幌国際芸術祭2017 石川直樹展「New Map for North」」。北海道各地、弟子屈、知床、白老・登別、サハリンなど、北方をテーマにした写真展。作者はサハリンの冬と夏、両方の時期に行ったことがあるそうで、かなり印象は違うとのこと。陰鬱な冬とカラッと明るい夏、北海道に似たものがあるのかもしれない。
写真撮影・公開がOKだったので、これから行く人の興味をそがないくらいに公開してみたい。
北海道各地の写真。
↓
サハリンの地図。
↓
2階奥の展示室では、国松希根太「TIMESCAPE」「WORMHOLE」が展示されていた。
↓
ビデオで「AYORO LABORATORY+ISHIKAWA NAOKI」という白老、登別付近を撮影した作品が流れていた。
テレスドンかデットンが出てきそうな映像だ。
↓
札幌国際芸術祭2017のパスポートを持っていると300円で入場できる。ここではパスポートを販売していないそうなので、あちこち行く人は、事前に購入しておくと良いだろう。
実は北海道の人間は北海道を隅々まで観光するということはかなり少ないのではないかと思う。私の身の回りでも、転勤してきた人間の方が、はるかに北海道を隅々まで見て回っている。そういう意味で、我々には無い「外から見た北海道」という視点はあるのだと思う。
なお、なるべく、札幌国際芸術祭2017の展覧会については、紹介していくようにしたい。
最後に西高の校庭で、新たに設置された(平成29年7月29日)本田明二「けものを背負う男」を紹介しておこう。
■浄国寺本堂「蓮華展」。「蓮」をテーマにした、岡本和幸の写真、麻生クミの絵画による展覧会。ちょっとテーマが特化しすぎている気もするが、初めて浄国寺の本堂に入り、落ち着いた気持になる。
■札幌彫刻美術館「家族の肖像」。
唐牛幸史「New Born」:宇宙の渦を写し取ったかのような台座に、子供の頭部が2個。単なる子供ではなく、新たな生命体が姿を現したかのようだ。
唐牛幸史「New Born(ドキュメント)」「誕生図」:二つ合わせて、曼荼羅のようにも見える。
佐竹真紀「肖像記」:いくつかのモニターにそれぞれ一人の人物の写真を次々に映し、顔の部分を同一箇所にすることで、その人間の歴史のようなものを描き出す、佐竹得意の手法による作品。写真が子供のころからデジタル写真の場合と、フィルムの場合があり、写真の鮮明さに違いがある。また年齢によって、その人間の持つ時の長さにも違いがあり、見ているだけでも人生が伝わってくる部分もある。ある種の「4次元アート」と呼んでよいような気がする。
深澤孝史「家族の客体」:山梨県だけにあるという道祖神の一種「丸石道祖神」をモチーフにした作品。但し、作品は石というよりはシュークリームのように見え(実際、砂糖で照りを出しているようだ)、またその作品を作る最中、家族がその横で食事をとっている奇妙なビデオ映像が流れている。
暑い中、坂を上ってきたので、汗が流れ息が切れる。1階で十分休憩しないままに2階に上がってしまい、非常に繊細な今村育子の作品などはしばらく心に入ってこなかった。2階の先に見て回るフロアにも、一つベンチが欲しかった。
■宮の森美術館「札幌国際芸術祭2017 石川直樹展「New Map for North」」。北海道各地、弟子屈、知床、白老・登別、サハリンなど、北方をテーマにした写真展。作者はサハリンの冬と夏、両方の時期に行ったことがあるそうで、かなり印象は違うとのこと。陰鬱な冬とカラッと明るい夏、北海道に似たものがあるのかもしれない。
写真撮影・公開がOKだったので、これから行く人の興味をそがないくらいに公開してみたい。
北海道各地の写真。
↓
サハリンの地図。
↓
2階奥の展示室では、国松希根太「TIMESCAPE」「WORMHOLE」が展示されていた。
↓
ビデオで「AYORO LABORATORY+ISHIKAWA NAOKI」という白老、登別付近を撮影した作品が流れていた。
テレスドンかデットンが出てきそうな映像だ。
↓
札幌国際芸術祭2017のパスポートを持っていると300円で入場できる。ここではパスポートを販売していないそうなので、あちこち行く人は、事前に購入しておくと良いだろう。
実は北海道の人間は北海道を隅々まで観光するということはかなり少ないのではないかと思う。私の身の回りでも、転勤してきた人間の方が、はるかに北海道を隅々まで見て回っている。そういう意味で、我々には無い「外から見た北海道」という視点はあるのだと思う。
なお、なるべく、札幌国際芸術祭2017の展覧会については、紹介していくようにしたい。
最後に西高の校庭で、新たに設置された(平成29年7月29日)本田明二「けものを背負う男」を紹介しておこう。