散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20170819最近読んだ本

2017年08月19日 23時37分58秒 | 読書
■「せつないいきもの」竹本健治

■「硝子の探偵と消えた白バイ」小島正樹

■「いきどまり鉄道の旅」北尾トロ
文字通り、それ以上先がない線路を行く旅。北海道では夕張へ行っているが、ぜひ根室・稚内・様似あたりも行って欲しいものだ。

■「ラン迷宮」二階堂黎人

■「食は「県民性」では語れない」野瀬泰申
昔の藩の区分けに影響されたり、海側・山側で嗜好が違うのは当然だろう。

■「O.tone vol.106」
バル、バール特集。第二特集の犬と猫は興味ゼロ。創作の庭は彫刻美術館で展示されている、鈴木涼子「Mama Doll」が掲載。

■「「司馬遼太郎」で学ぶ日本史」磯田道史
まさに歴史は繰り返すということで、明治、昭和初期あたりがポイントになってくる。この本を読んで、現在の日本に対して何かを思わない人というのは、余りにも鈍感と言えるだろう。ましてやそれが政治家であっては話にならない。

以下、図書館の2冊。
■「非属の才能」山田玲司

■「誰かに話したくなる大人の鉄道雑学」土屋武之

連日のおじゃま

2017年08月19日 19時30分07秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
さて、勢いがついてきてしまった。今日の午前中は「今日は飲むとしても自宅か」と消極的だったのだが、夜になれば話は違う(←バカ)。ということで、すすきののバー「N」へ。今日こそ1番の客だろうと思ったら、すでに8人ぐらい先客がいてビックリ。どうも、観光かつ団体客(全員同じグループではない)が来ていた模様。そうか、まだまだ8月中旬だものね。

ということで、面倒な注文を避けてハイボールを頼んだら、ラフロイグ10ハイボールにラフロイグ15をフロートと、しっかりした味わいのハイボールを出してもらった。これはありがたい。

 

そしてしばし読書にいそしむ。周りから見ると、何なのこの人という感じはするのだろうが、ま、許されよ。少し落ち着いてきたところで、2杯目はメーカーズマーク+チェリーヒーリング+GET31+レモンのカクテル。これはバーボン味で始まり、甘さを感じつつ、ミントのスッキリした感じでフィニッシュという、美味しいカクテルになった。



3杯目は昨日飲んだマールが余りにも個性的、かつなかなかの味だったので、それを使った官能的なカクテルを注文。



おお、これは予想通りの美味さだ。シェリーの風味が姿を見せるが、中心にあるのはマール。強力かつゆるぎなし。これだったら、官能的なカクテルの定番バージョンとしても良いのではあるまいか。

というところで、まあ、昼まであまり調子も良くなかったことだし、このくらいにしておこうか。ということで、暑くも寒くもない中、ぶらぶらと散歩をしながら帰宅。

夕方になると復活

2017年08月19日 18時00分33秒 | 食べ歩き
午前中は非常にダルかったのだが、あちこち歩き回っているうちに調子が良くなってきた(最終的に18846歩)。よし、こんな夏の終わりかけの天気のいい日には行きますか? ということで、焼肉の「K」へと足を運ぶ。

おおっと、今日はカウンターにも予約が入っているし、先客ももういるし、出足が早そうだ。まずは上ホルモンとせせり(初めて注文すると思う)を頼んで、レモンサワーの酸味でのどを潤す。いつもの通しとタレもやってきた。



では、注文の品が届いたところで、早速焼いていくよ。





私のところに来た網は中央部が焼け落ちて、網々状を保てなくなっているくらいの年期もので、うまく焼けるところを探しつつ焼く(もちろん、後で網は変えてもらった)。上ホルモンはいつもの味。せせりはあっさりしつつも鶏肉の歯ごたえがしっかりあり、ゴマ塩で食べるのもタレで食べるのもいい。

第2弾はグレープフルーツサワーとサガリ、牛ハツを注文。今度は一転して赤身系の肉をしっかりかみしめる。ハツは脂のついているところをうまく焼くと、これが独特の味わいなのである。



いつも通りの量(2杯、4皿)で、今日は少し多めに感じたか。前半に歯ごたえのあるものが2つあったせいかもしれない。



店を出ると、いい感じの明るさになってきた。


20170819ギャラリー巡り

2017年08月19日 16時11分17秒 | ART
本日はミヤシタ→創→AGS6・3→北専プラザ→大通→道新→北一条→大洋の8カ所。

■ギャラリーミヤシタ「さんぽの途中 カワシマトモエWORKS+西條史宣 写真展」。
カワシマトモエ「しましまくんの秋の砂遊び」:スナップ写真のような何げない写実系作品。
カワシマトモエ「海と霧」:水色の切りに立ちすくむ人。この世でない世界の香りが。
カワシマトモエ「雨の試写会」:誰もいない椅子とスクリーンには水玉模様。ちょっとマグリットを思わせる画風。

西條史宣の写真も、実に何げない街写真が多く、私好みである(昨年、お亡くなりになったのだとか)。

■ギャラリー創「竹本英樹写真展 heure-パリとその周辺で過ごした時間の記録」。ぼんやりとした風景ばかりで、いったい何をしたいのだろうと思ったりもしたのだが、これはシャッターを押すと連続撮影できる8ミリの画像を、35ミリカメラで再撮影した写真らしい。いわば、映画の断片を写真化したようなものだろうか。それを聞くと、これはこれで面白いように思えてきた。

AGS6・3北専プラザは別項で。

■大通美術館「千展」。
伝法常子「結球A」:今回は縦に白菜が4個並んだ、この作品が良かった。

■大洋ギャラリー「ヘイ、ワビサビッチ!」。なかなかデザイン性あふれる作品が多かった。


北専プラザ佐野ビル「札幌国際芸術祭2017 端聡Intension and substance、札幌の三至宝アートはこれを超えられるか」

2017年08月19日 15時24分49秒 | ART
続いて、北専プラザ佐野ビルへ。かなり迷った末にビルを発見した。なんだ、ここだったのか。





エレベータで5階へと上がる。



■北専プラザ佐野ビル「札幌国際芸術祭2017 端聡Intension and substance」。
端聡「Intension and substance」:ビルの使われなくなったフロアに謎の物体が配置されている。一つは白く光る円形状のインスタレーション。もう一つは光を放ち、湯気を上げる釜のようなもの。コンクリート打ちっぱなしの室内に、その光が映え、美しいと呼んでいい場所になっている。



 

もう一室には「コタンベツの丘」という2次元の作品が展示されている。



こちらは今一つピンと来なかったが、なかなか壮大な展示であったと思う。そしてこのフロアは昔はお金のかかった店だったのだろう。残されているゴージャスな扉が今となっては侘しい限りである。



続いて、エレベータで1階まで降り、さらに階段で地下に降りる。

■北専プラザ佐野ビル「札幌国際芸術祭2017 札幌の三至宝アートはこれを超えられるか」。まず1つ目の部屋は「DOMMUNE SAPORO!」だ。
篠原有司男「カマキリマン・ライダー」:何だかド派手な造形が、ど派手な部屋(後で写真あり)に展示されている。



山川冬樹「その人が見た未来は僕らの現在」:これは福島原子力発電所一号機の周辺を、仮面をつけた人物が歩き回るところを映像化した作品。最後に立ち入り禁止区域へ向かう仮面男だが、見張りの警察官に誰何され、ここから先は立ち入り禁止だと宣告されるのは当然なのだろうが、立入禁止区域の中を撮影してもダメだと言われるのだ。そこで映像は終了している。相当いろいろなことを考えさせられる作品だ。



そして、切手が大量に貼ってある紙の展示は中ザワヒデキ「10枚から成る62円分の普通切手の57通り」だ。もうこれはタイトルのまんま、可能な限りのすべての切手の組み合わせが展示されている。消費税スタート当時、封書が62円で出せたことを思い出すと「平成も長くなりにけり」という感じ。



ところで、展示室はこんな部屋だったので、実に落ち着かない限りである。

 

次は「レトロスペース坂会館別館」の展示。元々の店だったサロン・ド・どんの看板がたまらない。



展示は坂会館をご存知の方には言わずもがな。初めて見る人はこれで驚くかもしれないが、本家はこんなものではないのだ。



店内照明もなかなか素敵である。



続いて「大漁居酒屋てっちゃんサテライト」。こちらは坂会館別館の隙間なし感に比べると、座敷スペースを設けて広々とした感じがある。



最後は「北海道秘宝館「春子」」。秘宝館といえば、昔は温泉場に必ずあり、一次会を終えたおとっつあん達が、浴衣で繰り出すという娯楽施設であった。しかし、私の年齢でも行ったことが無いように、気がつけば客はホテルの中に取り込まれ、かなり最後の方まで残されていた定山渓ですら、もう秘宝館はない。

それが和風スナック(だと思われる)「伊吹」の中に、ちょっとだけ再現された。カウンターの中に秘宝館を探検する映像があるので、ぜひそれを見るべきだろう。あまりの素晴らしさに、大体の人は苦笑するしかないはずだ。





これが多分「春子」さんなのだろう。



しかし、地下1階の店も減ってきたようだ。まだ札幌焼鳥店の雄「K」が入っているのが救いかもしれない。

 

そして改めてビルを見上げると、そこには顔があった。



最後に文句を一言(長いけど)。

しかし、今日行った2会場だが、場所がかなり分かりにくい。まず理由の一つに、鑑賞ガイドの地図が酷すぎることだ。どれだけ道路を丁寧に描こうとも、ランドマークが分からないのでは何の意味もない。地図というよりは、雰囲気図と呼んだ方が正しい出来栄えだろう。次にビルの住所を書いていないことである。特に札幌市民であれば、「○条△丁目」が分かるだけで、おおよその場所は特定でき、最悪でもその辺1~2ブロックを一周すれば会場にたどり着くはずだ。その住所が書いていないのだからお話にならない(たまたまAGS6・3ビルは住所がわかるのだが)。

さらに「北専プラザ佐野ビル」は正式名称なのかもしれないが、この名前で表記する必要があったのだろうか? 一度も聞いたことがない名前だったので、「そうか北専はまだビルを持っていたのか」と思ったが、いわゆる「北専プラザビル」ではないか。北専グループのホームページですら、「北専プラザビル」と紹介しているものを、わざわざご丁寧に分かりづらく紹介する神経が分からない。

AGS6・3ビル「札幌国際芸術祭2017 堀尾寛太≪補間≫」

2017年08月19日 13時37分20秒 | ART
今日は午前中出遅れたので、午後になってから、すすきの周辺の会場を見て行こう。

■AGS6・3ビル「札幌国際芸術祭2017 堀尾寛太≪補間≫」。
まず、鑑賞ガイドの地図が非常に見づらいせいで、ブロックをぐるりと一周して会場にたどり着いた。



実に古く、怪しげなビルの階段を上り下りして、展示室に向かう。



まずは2階展示室。ここではワイヤーがぐるりと張り巡らされ、シャッターが自動で上下するという作品がメインだ(その他にも展示はあるが、あまりすべてを紹介しつくさないようにしておきたい)。



窓側には昔の店舗時代のものだろう。結構派手なシールが残っている。どうやらここはユニフォームショップ(店舗向け)のお店だった模様。



次に下のフロアに移動するのだが、こちらは撮影禁止であった。「激しい光の明滅が伴う」との掲示に不安になる。おそらく私はてんかんなどの持病は無いと思うのだが、めまい持ちなので、視覚の強い刺激は少々不安なのだ。





ちなみに3階以上は立ち入り禁止。このビルは会期終了後には解体されることが決定しているとのこと。



地階の展示については、シャッターの動きと連動し、光の点滅が激しく起きる部屋にいろいろと小物があるものだった。幸い、めまいは起きなかったが、かなり目に対する負担は強い。







ところで建物内には随所に避難器具スローダンが見受けられる。こういうものに目が行くのも、ビルを会場にした効果かなと思う。

元の入口のところに戻ると、ちょうど出口のシャッターが閉まりつつあるところだった。これは1~2分のサイクルで開け閉めされているものなので、そんなに慌てて出る必要もない。





シャッターが一旦閉まり、また開いたところでまぶしい外に出た。

道を挟んでビルを振り返ると、なるほどクラシックなビルである。こういうビルもいずれは無くなっていくのだろうと思うが、札幌国際芸術祭が無ければ、写真を撮ることも無かっただろうと思えば、これも芸術祭の一つの効果かもしれない。


家庭的な味

2017年08月19日 12時17分57秒 | 食べ歩き
本日は西18丁目付近で昼食。いつもなら「Y」食堂に入るところだが、急に気になって「T」に入ることにした。こちらも、いわゆる古典的な食堂として、長年営業を続けている感じだ。店に入ると、椅子で休憩中だったお母さんが対応してくれた(17年前に来たときは、ご夫婦でやっていらっしゃるような記憶があるが…)。

店内のメニューを見て、考えることしばし、よし、かつ丼にしよう。ちょうどガス釜でご飯を炊いているのが不安になったのだが、あれは次の回のご飯だったらしく、無事注文が通った。しばらくすると、お母さんがかつ丼と漬物を持ってくる。



味噌汁はその後から到着だ。



さてかつ丼だが、汁気は限りなく少ないタイプ。玉子が少しかたまりすぎだったが、揚げたてのかつにはいい味がしみ込んでいる。味噌汁の具はなめこ、大根、揚げと豊富である。

田舎に行ったら祖母が作ってくれたかつ丼(あくまでもイメージで実際には体験していない)という感じで、夏も終わりかけの静かな食堂にはピッタリだったと思う。



今日は天気もいい。少し暑くなりそうかな。

 

ちょこっとギャラリー巡り

2017年08月19日 09時24分35秒 | ART
8月15日さいとう→スカイホール。8月18日ivoryの合わせて3か所。

■さいとうギャラリー「エンピツ画 鎌田芳治 MONOKURO・模写展 波良何良へのオマージュ III」。
「十一面観音菩薩像」:すべての作品が写真などの模写のようだが、相当に上手い。何を表現しようとしているかというと、それはさておいて、とにかく上手い画は好きだ。特にこの作品は十一面観音を見上げるかのような構図がバランス良く描かれている。

■さいとうギャラリー「獅子原和子個展 あいのばけもの」。
「 1」~「 3」:イチゴが悲しくもレオナルド(イチゴのシャンパンカクテル)に変身していくかのような姿。すなわちつぶされちゃうのだ。こちらの展覧会も色彩とイマジネーションの豊かさで、見に来て正解。今日のさいとうギャラリーは両方良かった。

なぜ平日に行っているかというと、お盆で仕事が早じまいだったせいもあるが、土曜日は札幌を離れようかと思っていたからだ。しかし、起きたところ、相当体がダルかったので、いまだ家を出そびれている。さて、どうしようか。