散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

3度目の静岡(4)

2019年02月08日 22時02分51秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
さて、2軒目は静岡にきたら行かなくてはならないバー「g」へ。多分、4年ぶりの訪問になるはずだが、店にすーっと入って軽く礼をすると、「おや、ご旅行ですか」と声をかけて頂いた。

あまり常連扱いを好まない私だが、数年ぶりにきても先週来たかのようなさりげない扱いが、なんだか嬉しいね。飲み物は今月のカクテルから、ダブルベリーロワイヤルという少女趣味な感じでスタート。



2杯目はここでも抹茶シリーズで、カルヴァドス+グリーンティーリキュール+レモン+グレープフルーツ+抹茶のカクテルだ。フルーツが少し入っているせいか、カルヴァドスのりんご感がよく引き出されている。そこに抹茶の味が乗っかって来て実にいい味である。



3杯目は昨年のカンパリシリーズをということで、ブラックブッシュ+カンパリ+マンダリンリキュール+オレンジジュース+レモンのカクテル。少し甘めの感じから、最後にカンパリのほろ苦さがでてくるカクテルだ。



多分、酔っているよなと思い、これで終了。前回来た時には、初日に5軒飲み屋に行ったのだが、私も大人しくなったものだ。



コンビニでつまみと翌日の朝食を買い、ホテルに戻る。シャワーを浴びたところまではまずまずちゃんとしていたが、プリンを食べ、ホテルでもらった缶酎ハイを飲んでいる途中、いつのまにか眠り込んでしまった模様。




3度目の静岡(3)

2019年02月08日 18時36分11秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
今日はこれで近場の展覧会見学は終わり、一旦ホテルにチェックインする。前回、静岡にきたときも宿泊した「ホテルガーデンスクエア静岡」なので、場所もすぐ分かり、チェックイン。部屋は3階と低層階なのがありがたい(ただし、正面にカラオケボックスがあり、眺めは最悪か。まあ、こだわりはないのだが)。





ウェルカムドリンクにはコーヒーなどの他にアルコールがあり、ありがたく頂くことにした。部屋の冷蔵庫にはミネラルウォーターも入っており、それもありがたい。



少し休憩して、早速夜の街へ向かおう。ということで、ホテルから歩いて1〜2分のところにある居酒屋「TKN」へ。ここは混雑するからなと恐る恐る入ったら、17時ちょっと前だというのにカウンターはほぼ満席で、1席だけ空いていたところに座る。危なかったかも。



さて、まずは燗酒を頼み、ぶりあらというのを注文しよう。


→通しは冬瓜? にそぼろ餡か。

酒を一口やり、ぶりあらに手をつけたところで、隣から「へえ、そんなのあるんだ」と声があった。「ええ、ちょうど目の前にメニューがあったんで」といいながら、大根とぶりを食べる。値段のせいもあるが、ぶりあらに「身」の部分は少な目で、大根がメインかも。



声をかけてきた隣の大将は(多分)69歳、元商社マンで引退して静岡に住むことになったらしい。商社マン時代はスペイン、アルゼンチンにも行ったことがあるという、なかなかの人物である。すっかりこの店に馴染んでいるようだったが、店に来出してまだ6年なのだそうだ(その前は東京在住)。

私も札幌から遊びに来ており、静岡もこの店も3回目だということを話しておいたら、後で2代目の店主がきたときに、紹介してくれて話をすることができた。今の店は3代目中心に回しているのだが、2代目(76歳だそうだ)も、注文の品を出したり、働いているようだ。やっぱりこういう家族経営の居酒屋がいいんだよね。

私はこの後、しめ鯖を食べ、隣の大将の勧めで、酒は同じ銘柄の辛口に切り替える。味は同じ傾向だが、さっぱりした感じがするね。



私も旅先のためか心が開放的になり、隣の大将と珍しく喋りづめになる。「よし最後に何か頼もう。うーん、手羽先だな」というのに合わせ、「じゃ、私は焼き鳥をタレで」と注文。ちょうど酒もなくなってきたので、もう一本、辛口を注文する。

「◯◯さん(←名前を教えたらずっとそれで呼んでくれた)、酒強いね」と言われるので「いや、強くもなく、弱くもなくです」と言っておいた。ちょっと大将は年もあるし飲み過ぎかもな。

先に手羽先がきたので、私も1本奢られる。店の人が持ってきたときに「手羽先のワイン焼きです」と言っていたような気がするが、焼き目もきれいで、非常に香ばしい仕上がりなのだ。確かにこれは美味いね。

その後で、私の焼き鳥もやってきた。おお、ボリュームがある。この店、海のものが主なのかと思っていたが、さすがにメニュートップの方に堂々と掲げるだけのことはある。鶏も美味いし、ネギも美味いし、タレも美味い。



これで満足して、すっかり酔っ払ったらしい大将を先に送ってから私も勘定をしてもらった。大将と話し込んでいたせいで、注文が少な目だったか。とてもリーズナブルな勘定だった。まあ、3杯、3品頼んでいるからいいよね。


3度目の静岡(2)

2019年02月08日 15時48分56秒 | ART
■静岡市美術館「起点としての80年代」。
中原浩大「夢殿」「金碗」:ロビーに展示されていた巨大作品。これだけ撮影可能だったが、特に「夢殿」は迫力がある。

 

今村源「‘88−12、’89−6より」:10点の展示が連なる作品。石のサークル、水晶のような置物。そして針金をもしゃもしゃさせたようなもの、オレンジのひょうたん型、蝶の羽、木の枝などのモビール群が連なり展示されている。その横を散歩するかのように見て歩く感じだ。
吉澤美香「無題(テーブル)」:表面に「ポカリ」「PARTNER」(タバコ)、「SONY BHF46」(カセットテープ)などのデザインがあり、懐かしさを感じる。

松井智惠「あの一面の森に箱を置く」:インスタレーションの展示とその周辺にかつての展覧会の写真、動画、解説が配置され、全体としてここの展示テーマ「関係性」を表現している。
横尾忠則「うまい作り話」:公園のような風景、走る人の下半身、自画像?、女性を叩く男の画が配置された壁画のような作品。不思議と目を引く。

私の知らない時代の作品を展示しているため、面白い展覧会だとは思うのだが、大きな作品が多く展示スペースを取るため、全体としての物量に物足りなさを感じた。



少し歩いて、次へ。

■静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター「七間町を彩った懐かしの映画ポスター展」。私はそれほど映画を見ていないが、いくつかの作品には思い出がある。
「影武者」:これはテレビで見て、「まあ面白いな」と思ったのだが、父親が「つまらん」といっていた記憶がある。
「犬神家の一族」:角川の横溝正史シリーズ、流行ったよね。
「戦場のメリークリスマス」:映画は見ていないような気がするが、テーマ曲がとても素晴らしい、

「ゾンビ」:今でこそ通常の単語となった映画タイトルだが、この当時は画期的だった。
「007は二度死ぬ」:これはさすがに何回か見ているはず。丹波哲郎が堂々客演しているのがすごい。
「サタデー・ナイト・フィーバー」:私は13歳の時だったので、実感がなかったけれども、なんかすごい。



この近くの壁に、昔あった映画館の外壁を飾っていた壁画の一部が移設されていた。どうやらこの辺は、映画館街だったらしい。


3度目の静岡(1)

2019年02月08日 14時11分06秒 | 旅日記
理由はとくにないけれども、あるものが貯まったので静岡に行くことになった。朝、JRの琴似駅に行くためタクシーに乗ろうかと思ったが、電話をしても予約ができない。諦めてとりあえず駅方面へと向かう。途中でタクシーが拾えればと思ったもののダメだった。



途中の温度計ではマイナス10度だが、これって、自分自身の経験からするとそれほど低温というわけではないのだよね。しかし、静岡に向けて薄いコートだったのでさすがに寒い。



琴似駅に着いても電車の車輪が凍りついたため遅れているとアナウンスがあったが、私の乗りたい新千歳空港行きはなんとか定時から10分くらい遅れでやって来た。エアポートでは無事に座って行く。

空港に着き、昼食用に軽いものを購入。さあ、行きますか。





飛行機に乗っておにぎりを食べ(時間的に昼食が難しい)、1時間ほどは寝て過ごしたが、それ以降はなんとか目を覚ましていた。満席とあって、隣の自由人にはちょっとイライラしたが、無事静岡空港に到着。



途中、アルプスっぽい所の上空を通った。



空港からバスまでの時間がしばらくあり、静岡直行便より前に来る島田行きに乗る。これは島田駅でJRに乗り換えなくてはならないのだが、料金は結果的に同じで時間は5分早く静岡駅に到着するのである。



空港の近くから茶畑が続く。当たり前のことだが、雪はない。



三島駅に到着し、JRに乗り込む。





と言うことで無事に静岡駅に到着。早速、駅前からも見える静岡市美術館に行くことにしよう。


20190208最近読んだ本

2019年02月08日 07時14分22秒 | 読書
■「トクサツガガガ15」丹羽庭
ついに特撮趣味を認めなかった母親との最終決戦前夜へ。成人したら、趣味ごとに首を突っ込んでくる他人など無視をすれば良い。

■「言鯨16号」九岡望

■「未来の中国年表」近藤大介
高齢化と人口減は避けられない模様。

■「北斎富嶽三十六景」日野原健司
遠近感とリズム感、動きの表現に見るべきものがあるように思う。

以下、図書館の4冊。
■「名作マンガの間取り」影山明仁
マンガに出てくる範囲じゃそんなに分からないだろと思ったが、建築コンサルタントの筆者だけに、一部推測を交えつつ間取りを再現。面白い本だったが、マンガから離れているため、知らないマンガの方が多くなってしまったかも。

■「珈琲店タレーランの事件簿2」岡崎琢磨

■「阪急電車」有川浩
今津線を舞台に、話をうまいことまとめている。

■「まぬけなこよみ」津村記久子