散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

これは体に優しい

2019年02月23日 16時54分55秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は昼めしが少し多かった。また、来週忙しくなる予定なので、今日はガッツリ飲みに行くのは避けよう。でも、ちょっとだけ寂しくなり、本屋さんに立ち寄った後に立ち飲み「TK」へ。

まだ日も沈まぬ時間だが、先客が一人。その背後側のカウンター前に立ち、千歳鶴純米を燗で注文する。つまみはしばし考えて、うど酢味噌だ。



燗酒は程よい温度で飲みやすい。うど酢味噌もサクサク食感とフルーツにも近い軽やかな味。普段だったら2杯、2品と行くところだったが、あまり腹が減っていないのでこれでやめておく。店を出て地下鉄駅に向かう途中でも、あまり酔った感じがせず、体はほんのりと温まっている。これが、ちょうど良い状況なんだろうと思う。



そういえば、この店の裏手にあったビルが取り壊しになっていた。どんなビルだったか、今一つ思い出せない。



この後、家で腹が減ってきて、大酒を飲んだ。

20190223ギャラリー巡り

2019年02月23日 16時28分42秒 | ART
本日は近美→教文→資料館→富士フイルム→CAI02→大通→らいらっく→三越→さいとう→ivory→ARTスペース201→NHK→HUG→市民の14か所。

雪のちらつく中、スタート。



■北海道立近代美術館「生誕70年・没後40年記念 深井克美展」。
深井克美「作品1」:かなり初期の段階から人物(らしきもの)の肌に点描表現を使い、完成度の高い作品になっている。
深井克美「歌を」:目や耳を見て取ることはできず、鼻もつぶれたような人物が、ただ声を上げている。この人の自己表現はこれしかないのだろう。
深井克美「開放」:これは2013年に見たことのある作品だ。小さな緑のコップには赤い水滴、または宝玉のようなものが入っている。しかし、それ全体を包むさらに大きなコップ。何ともやるせない閉塞感を感じ、タイトルはどういうことなのだ。

西八郎「辺土」:へこんだように歪んだ地平線。お面をつけた操り人形が描かれているが、危ういいびつさを感じる。この人、深井克美の師匠らしいが、お亡くなりになった時の逸話がすごいのだ。
藤林叡三「セーヘルス的風景による表現的ヴィジョン」:これはダリだね。その中に小さな車いすに乗った本人が描かれている。この人は深井の死後、展覧会開催に尽力した人。
深井克美「サイキ」:解説にいろいろな解釈ができるといったことが書いてあったが、私には奇怪な生物が希望の卵を産んだように見えた。

フランス・ミンナート「ジェーネス」:深井がこの昨夏から影響を受けたのではないかということ。私は深井の蔵書をみて、ベーコンの影響は確かにありそうだと思った。
深井克美「オリオン」:この作品のテーマは「愛」というしか無かろう。物語を勝手に作るならば、二人、異星に取り残され、生きるためには自分の体を環境に合わせて改造するしかない。しかし、もし助けが来た時に、自分たちは人間と認めてもらえるのだろうか…。という感じか。
深井克美「グラス」:グラス越しに鏡に写った自画像を描いたものだが、鏡そのものは描かれていないという面倒な作品。
深井克美「ランナー1(素描)」:この作品を見ると写実に加え、ものの動きを画の中に捉えたかったかのように見える。

素晴らしい展覧会だが、観覧者は少なく、ほぼ他人の動きを気にすることなく好きなように見ることができた。見ていて辛くなってくる展覧会だし、精神分析的深読み(私自身は素人なので避けたいのだが)をしたくなる部分もある。

それにしても、30歳という年で死ぬことはなかっただろうとも思う。いや、勝手に芸術に悩んで死んだかのように書いてしまったが、そうではないのかもしれない。資料の位置付けで、深井がある女性に対して出した手紙が公開されていたが…。一人の人間としては、ああいう手紙は公開しない方が良いのではないかという思いが強くしてしまうのだ。





■札幌市資料館「札幌軟石北海道遺産選定記念展示「札幌軟石と北の石文化」」。札幌軟石は有名だが、札幌硬石、小樽軟石、美瑛軟石など、北海道の中だけでもいろいろあるらしい。

■CAI02「伊藤隆介ゴーストワールド」。
「燈籠譚」:番町皿屋敷をモチーフにした映像だが、実感を持って笑える。
「Domestic Accident Part 1」:非常によくできている。映像部分と模型部分を何度も眺めなおす。

昭和ビル1階にあった乾物屋さんがなくなっていた。



■らいらっく・ぎゃらりい「冨田美穂展-反芻のかたち-」。牛をテーマにした主に木版画の作品。作家が牛模様のショールを身にまとっていたので、その徹底ぶりがいい。

両方それなりの量

2019年02月23日 12時01分40秒 | 食べ歩き
スタートが少し遅かったので、近美を出たところで腹が減って来た。蕎麦がいいか、中華がいいか。飲食店が2つある交差点に行き、蕎麦屋さんの方の今日のランチが海鮮丼だったので、こちらに決定。店に入り食券を買い、カウンター席へ。すでに7~8人の客がいる。

お茶を飲んでいるうちに、それほど待たずに海鮮丼+冷たい蕎麦が到着。



まずは蕎麦をひとすすり。ゆでたてなのだが、ま、それだけかな。そして海鮮丼。こちらはイカ、ブリ、しめ鯖、サーモン、マグロ、エンガワ、甘エビ、玉子焼きが乗っている。



魚は極小のもの(マグロ)もあったが、割といい感じ。ご飯はほんのり温かい酢飯で、そこそこボリュームもある。丼、蕎麦ともに単独では少ないのだろうが、0.7人前+0.7人前のような感じで、結構腹一杯になった。

蕎麦汁が多めだったので少し蕎麦の器にあけ、蕎麦湯を入れて飲んだら、より一層腹いっぱいになった。


静岡写真館2日目 アートなど

2019年02月23日 07時29分17秒 | 写真館
新静岡駅付近に何点かあったシリーズもの。作家名、作品名はなし。ちょっと民族的な香りがする。

 

静岡県立美術館に向かう途中。



「HOMME(男)」。



高田大「だいらぼっちの夢」。以前通りがかった時に遠くから撮影はしたものの、作品名などを押さえていなかったもの。



茶どころ静岡のやぶきた原木。静岡県指定天然記念物だそうだ。



大西清澄「涛の塔」。これも見ておきながら作品名などを押さえていなかったもの。



ジョージ・リッキー「四つの旋回する斜線-菱形II」。静岡県立美術館前の池の中に立っているもの。前回は気が付かなかった。



カミーユ・クローデル「波」。ロダン館には近代彫刻が並んでいる。そんな中から「北斎とジャポニスム」でも見た印象的な作品を。



ロダン「考える人」。近づいてみた。



ロダン「≪カレーの市民≫より アンドリュー・ダンドル」。悩んでいる人が多い。



美術館階段の踊り場。デザインがなかなか凝っている。



向井修二「作品」。



杉村孝「しゃくじん(石神)シリーズによる」。美術館の門辺りにあるもの。



堤達男「登呂の火起し」。登呂遺跡、芹沢銈介美術館の近くにある。



御宿至「風の扉」。静岡ホビースクエアのあるビルの1階フロアにて。



居酒屋の前で、二宮さん?



徳川家康をかっこよく撮ってみる。



宿泊したホテルの裏の庭園にはこんなもの(茶室か?)まである。



飲食店ビルの入口。ちょっと驚くが、注意書きの軽いボケがどうだろうか。