今日の魚 2006・9・4
ハナキンチャクフグCanthigaster coronata (Vaillant and Sauvage)
釣りの厄介者「ふぐ」。そんな彼らの中でも飛びっきりに美しいのが、このハナキンチャクフグである。
●分類
ハナキンチャクフグはフグ目、フグ科、キタマクラ亜科、キタマクラ属に属します。キタマクラ亜科はキタマクラ属のみからなり、世界中の暖かい海に分布します。33種類が知られているようです。日本産は11~12種類ほど。(後述)
●採集―つりはあまりお勧めしない
この仲間は釣りでよく釣れますが、あまりお勧めしません。なぜならば彼らはしばしば針を飲みこむためです。これはフグ目の魚全般にいえます。磯などで潜っているとしばしば見られるのでそれを網で掬うのがよいです。動きが遅いので、採集は容易です。
●飼育―皮ふから毒を出す
この魚は皮ふに毒をもっているので、輸送や飼育の際には注意が必要です。強い魚、凶暴な魚との飼育は避けます。またフグは他の生物を突くことがあるので、ケヤリムシやカンザシゴカイ類の入った水槽には入れないほうがよいでしょう。魚との混泳は大体OKです。
このようなかわいらしい「ふぐ」の仲間。私もフグを極めるためにがんばって飼育していこうとおもいます。