フィリピン産のダルマガレイの仲間ではあるのですが、種類の同定ができません。
ダルマガレイの仲間は種類も多く、とくにこの種類のようなやや長めの体をもつ種類の同定は難しいものです。おそらくスミレガレイ属か、ナガダルマガレイ属、あるいはイイジマダルマガレイの仲間のように思うのですが。
特徴としては口がやや小さいこと。下眼の眼径よりも少し大きめというくらい。ただほとんど同じくらいのサイズということでイイジマダルマガレイ属の種類の可能性もあります。これらのダルマガレイの仲間の同定には鰓耙の形質が重要になるのですが、鰓耙を写真に撮っていなかったのは痛いところです。ただ腹鰭と眼の位置関係も見ますと、スミレガレイの仲間かも?
こちらは別の個体、体側にある鱗が脱落していることや、尾鰭にある二つの暗色斑からダルマガレイではないかと思ったのですが、背鰭の軟条数がやや少ないようです。