コチ科のオニゴチOnigocia spinosa (Temminck and Schlegel)です。この魚も西尾市一色漁港で漁獲されました。
コチ科の魚のブログ登場は2年以上ぶりとなります(ハナメゴチ)。それ以前には2006年までさかのぼらないといけません(しかも未同定、イネゴチかな?)
コチ科の魚は日本には少なくとも20種が分布しているといわれます。オニゴチは日本近海から東シナ海の砂泥底にすむ普通種です。
頭部は丸く、幅が広いです。眼の上と下に皮弁があり、上のものは数本短いのがあり、下には2つの山形の皮弁があります。
背鰭や尾鰭には細かい小さな斑点があります。体側には赤い、太い帯があります。
学名のOnigociaはもしかしたら和名に由来するものかもしれません。コチの仲間は学名などが結構変更されており、ややこしいのです。この魚は底曳網や釣りなどで漁獲されていますが、あまり食用とはされていません。しかし肉は白身で美味しい部類に入ります。こういう捨てられる魚たちのためにも、美味しく食べられる方法を見出すのが私の使命だと勝手に思っています・・・。
この魚が水揚げされた一色漁港は養殖物の「ウナギ」の産地で有名なのですが、養殖に使うシラスウナギが少なくなっており、値段が高くなっております。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます