この間の四国遠征で採集してきたフウライチョウチョウウオ。大きさは1円玉よりちょっと大きなサイズ。浅瀬には数多く見られ7月には採集しやすいが、8月を過ぎるとそれなりに大きくなってしまうため採集が難しくなる。この個体は10月に採集したものだが、あまり大きくなく、うまく採集することができた。
背鰭に黒い模様があるためトゲチョウチョウウオと間違えやすいが、フウライチョウチョウウオは体側後方が黄色いがその前方に暗色域があるのが特徴。またトゲチョウチョウウオとは黄色の色合いや、腹鰭の色彩も違うように見える。餌は積極的に摂餌するが、口が小さいせいかつねにものをつついていて、その後痩せて死んでしまうことが多いなど幼魚はチョウチョウウオの仲間としてはおとなしめなのでやや飼育しにくいように思える。餌をよく食うポリプ専食チョウチョウウオのほうが飼いやすいという疑惑も。ある程度育てば丈夫でほかのチョウチョウウオを追い回すようなこともあるという。どうもとらえるのが難しい性格をしているのだ。
我が家の水槽ではほかに大きな魚もいるし、サンゴ水槽もあるので飼育することができない。したがってリリースするしかない。
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