いまさらながら先月末に入手した魚のご紹介。ヨウジウオ目・ヤガラ科・ヤガラ属のアオヤガラ。
アオヤガラの吻
アオヤガラの見た目はアカヤガラに似ているが、体色はよりくらい色で、海や水族館などでは青く見えるのがその名前の由来であろうと思う。筆者は海で毎年のようにアオヤガラを見ているが、なぜか釣りで入手したことはなかった。アオヤガラという魚はこの写真のように吻が長く、餌を素早く食べることができないのであろうか、餌釣りではなかなか釣れないのだ。一方ルアー釣りなどでは頻繁に釣れるものであり、私がこれまで入手したアオヤガラというのは大体がルアーで釣れたものであった。
2012年のアオヤガラ
漁法としては定置網や先述のようなルアー釣りで得られるほか、延縄、時として底曳網漁業においても漁獲される。底曳網で漁獲されるヤガラ科、といえばアカヤガラであることが多いようだが、たまにアカヤガラが漁獲される深さにもおりてくるようだ。前回(2012年)には底曳網で漁獲されたアオヤガラを入手しているのだが、そのときは標本にしたため、食することはできなかった。今回は刺身で食し、美味であったのだが、残念ながら写真が行方不明になってしまったので、今回は料理の紹介はなし。今回のアオヤガラも魚喰民族 石田拓治さんより。ありがとうございました。
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