先週8月20日にお迎えしたハゼ科の魚。ハゼ科ダテハゼ属のヒメダテハゼ。全長5㎝ほどである。共生ハゼを飼育するのは久しぶり。体側には5本の薄い縞模様があり、背鰭棘は伸びないこと、鰓蓋上方に赤色斑がないこと、頭部の斑紋はあまり明瞭でなく、頭部の色は白っぽいことなどでほかの日本産ダテハゼ属魚類とは識別できる。またハチマキダテハゼとは異なり尾鰭にも明瞭な斑紋はないようである。
トップの写真は水槽に入れて間もない個体で、こちらは水槽になれた個体。うっすら入るオレンジ色の横帯が美しい。以前飼育していたハチマキダテハゼよりも色彩は繊細で、性格も同様かもしれない。気をつかう必要はありそう。水槽から飛び出さないようにフタもしっかり閉めている。この手の共生ハゼはいつもなら横浜都筑区の「Kazika」さんで購入していたが、これはKazikaさんではなく大阪の「ブルーハーバー」さんより。あのお店は高級魚を多く売っている印象であるが、意外と沖縄産の魚に強い。
しかし残念ながらエビが売っていなかったので、別のところで入手する必要がある。ということでKazikaさんなのだが...残念ながらウェブサイトにつながらず。結局チャームで購入することになった。ニシキテッポウエビを購入。この手の種は本来はコシジロテッポウエビやホリモンツキテッポウエビと共生するのだがなかったのでしかたがない。そして購入した後になって、Kazikaさんのサイトは急遽不具合がでて不安定になっていたことと、そこでホリモンツキテッポウエビらしきものを売っていたことなどを知ったのである。
ニシキテッポウエビはハゼと共生するテッポウエビの仲間ではマッシブで、あまり小さい共生ハゼとの飼育には向かず、また小型水槽では大きく地形を変えてしまうこともありよくないのだが仕方がない。無事に共生してくれており、とりあえずはヨシ、としようか。
ヒメダテハゼもニシキテッポウエビももうすでに餌を爆食いしていて、共生はうまくいっていることをうかがわせる。砂はパウダーサンドだけでなく、大きなクラッシュコーラルもいれている。これによりニシキテッポウエビが巣をつくりやすくなる。あとはヒメダテハゼが水槽から飛び出さないようにフタをしっかりすることも重要である。
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