今日も例によって時間がないので、過去紹介できていなかった魚のご紹介。スズキ目・ハタ科・ハナダイ亜科(もしくはハナダイ科)・イズハナダイ属のアマミハナダイ。
イズハナダイ属の魚は近年新種記載が続いている。本当に「新種記載ラッシュ」となっているのだ。ハゼ科のイソハゼ&ベニハゼと似たような状況になっている。本種は1972年に新種記載されたものでこの属としては比較的古くから知られていたようだ。ただしイズハナダイのように今なお分類学的に混乱の渦中に置かれているものもいる。1975年の「魚類図鑑ー南日本の沿岸魚」でイズハナダイについては「本種の学名には問題がある」とされているが、それから50年近くたってもいまだに決着がついていないようである。
アマミハナダイの分布域は奄美諸島以南の琉球列島、西太平洋、サモア諸島などで、水深100~200mほどの海底から採集されている。1968年に奄美大島から「イズハナダイ」として報告されたものの、イズハナダイと異なるとされ1972年に新種記載されたが、この新種記載の際には奄美大島のものではなく、沖縄産のものがホロタイプに用いられた。(奄美大島産のものはパラタイプとして記載に用いられた)
アマミハナダイの体側の斑紋
本種の大きな特徴は体に小さな黄色‐暗色斑が散らばること、体側に眼径大の不明瞭な赤色斑があることでほかの種と見分けられ、イズハナダイとは背鰭第3棘が伸びないことで見分けられる(イズハナダイでは、背鰭第3棘が長く伸びる)。イズハナダイ属魚類は成魚でも体長4cmほどの小型種もいるが、このアマミハナダイは大型で全長25cmほどになり、釣り、延縄などによって漁獲されて食用になっている。残念ながら2017年に入手したもので美味しかったかは忘れてしまった。また食べたい魚種のひとつであるが、再開は叶っていない。
沖縄美ら海水族館のアマミハナダイ
イズハナダイ属の魚類のうち、サンゴ礁域に生息する小型種は観賞魚として飼育されることがある。とくにフィリピンなどから輸入されるPlectranthias inermis Randall,1980は観賞魚としてよく知られているし、他にもチビハナダイなどは観賞魚店ではたまに見られる。しかしながら小型であっても深場に生息する、局地的な分布域の種であるなどの理由でお値段はどうしても高いものになってしまう。オシャレハナダイなども6ケタ円しないと買えない。先述したようにアマミハナダイは100~200mほどの海底に生息するため飼育されることはない、と思いきや2019年に私は沖縄美ら海水族館で感動的な対面を果たした。見た感じだと体側の暗色斑は黄褐色で、赤色斑はやっぱり不明瞭なよう。しかし、実はそれに先立ち名古屋の名東水園リミックス名古屋インター店においては2015年に衝撃的なアクアリウムシーンへのデビューを果たしていた。しかしお値段もまた恐ろしいものであったようだ。
今日の昼には「あかりん結婚」がTwitter(Xと改名)のトレンドとなっていた。どうやら吉田朱里さんが結婚したようだ。例の疑惑の彼氏だろうか。しかし「あかりん」(ひらがなあかりん)は48ヲタ界隈では通常SKE48の須田亜香里さんのことを指し、吉田朱里さんのことを「あかりん」と呼称する場合は通常カタカナで「アカリン」とつづる(カタカナアカリン)。Youtubeの「アカリンの女子力動画」だってカタカナアカリンだったしね。でも吉田朱里さんでよかった。須田亜香里さんが結婚したとなったら椎名さんは心が空虚なものになってしまう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます