今日は用事をすませた後、河川まで来てみました。
我が家の近くの川はおおくが護岸されていたりしていて、魚の姿を見かけることはほとんどありません。今日は車でやや遠い場所で採集を行いました。
最初に網に入った魚はヌマチチブでしたが、結構デカイ。悩んだあげく逃がしました。
もう少し上まで歩いていくと、小魚が岩の上を這っているのが見えました。それはヨシノボリの仲間の幼魚たちでした。写真の種類はオオヨシノボリRhinogobius fluviatilis Tanaka, 1925で、私にとってはおそらく初めての採集となるものでした。
このほかにもシマヨシノボリを採集しました。これらは海から遡上してきたのでしょうか。いずれも体長4cmほどですでに特徴が表れています。大きなサイズの個体は、不思議なことに見られませんでした。
手網でオオヨシノボリを採集したとき、背面の模様がほかのヨシノボリ類とは異なる雰囲気を感じました。この種類は黒と黄褐色の模様で、どこかの野良猫を彷彿とさせるものです。しかし水槽では、黄色い模様は灰色っぽくなり、やや地味な感じです。この種は和名に「オオ」とあるように大型種で、体長9cmに達するようですが、水槽内でそこまで大きくさせることができるでしょうか。
胸鰭がほかのヨシノボリに比べ大きいように見えます。オオヨシノボリは流れが速い河川の上流にも生息するため、胸鰭が発達するのでしょうか。
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