Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

叶≠葉

2010年02月08日 23時45分12秒 | ××語
 「笑っていいとも!」に叶姉妹が出ていた。相変わらず作り物みたい^^;
 「叶」という苗字は、中国にもある。発音は[ye4](イェ)。しかし同じ姓が香港・台湾に行くと、、、葉になる?!
 実は、叶が葉の簡体字として使われているのだ。葉とは別の字として、叶という字が元々あったようだが、なぜかこうなっている。その結果、香港の新聞が日本の芸能界の話題として叶姉妹を取り上げるとき、「葉姉妹」と表記する
 逆に日本の新聞が中国人の記事を書くとき、叶さんはそのまま叶と書いてしまう。(葉)と添えたりしてくれたらいいんだけどな
 どうして叶が葉の簡体字に採用されたんだろう? 実は語源が同じ?(ご存じの方いらしたら教えて~)
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POPなASIAの過ごし方・香港編

2010年02月08日 03時29分33秒 | アジア

 雑誌「POP ASIA」編集長、NHKFM「アジアポップスウィンド」司会として知られる関谷元子さんのトークショー、「POPなASIAの過ごし方」。今回のテーマは<香港エンタメ情報~ジャッキー・チョンとイーソン・チャン>、香港エンタメと聞いて駆けつけないわけにはいかない
 文化放送メディアプラスホールで2回行われた「関谷元子のワンダーランドアジア」の続編のような位置づけになるだろうか。会場は関谷さんお気に入りのオーガニック料理カフェ「めぐり」。御徒町はマツザカヤ向かいの呉服屋さん、鈴乃屋の2階。
 ふだん呉服屋さんに足を踏み入れることがないので、会場を探してきょろきょろしていまった^^; 通常はテーブルがあるはずのスペースに椅子をめいっぱい並べ、壁際にバイキングのお料理。かじきまぐろの竜田揚げ、ポテトサラダ、ささみと水菜のサラダ、根菜などの煮物、炊き込みご飯。デザートに白玉ぜんざい。街を眺める全面窓に面したカウンターが素敵だ。
 スクリーンに香港の写真、BGMには張學友(ジャッキー・チョン)の新譜が流れ、雰囲気が盛り上がる。入場した人数、、、40人か、もっといたかな?
 最初に、「めぐり」と関谷さんが協力しているネパールの福祉学校・ヒマラヤ小学校について少し語る。貧しかったり、カーストが低いために学校に行けない子どもたちに教育の場をという活動。卒業生で歌手を目指して頑張っているラクシミさんの歌を紹介。「ネパールのポップスもなかなか面白いんですよ」インド系っぽいサウンドだけど、もっとほんわりした感じのメロディは、ラクシミさんの自作。来日時Sonyの方が、歌手の仕事やレコード会社の役割について説明してあげたとのこと。「めぐり」店内でCDが買える。

 本題の香港エンタメは、“第2代&第3代歌神”こと、張學友(ジャッキー・チョン)と陳奕迅(イーソン・チャン)の話。ちなみに初代歌神は許冠傑(サミュエル・ホイ)。
 まずはイーソンのインタビュー映像。中孝介と共演した話などを語る。蘇打緑(ソーダグリーン)のプロデューサー、林暐哲(ウィル・リン)が手がけた北京語新譜「上五樓的快活」から「這様的一個麻煩」を紹介。11月には「PAX MUSICA 2009」で来日した。日本のファンに向けたメッセージで「よく眠ると元気に過ごせるから皆さんよく寝てくださいね」って・・・
 2009年度の音楽賞でも一人勝ちの大スターなのに、ちょっと飾らなさすぎ(?!)のイーソン。その彼が尊敬する張學友(ジャッキー・チョン)。日本ではジャッキー・チュンと紹介されたこともあったが、本人は「チョン」だと主張しているそうだ。(私も広東語の発音からすれば「チョン」が近いとかねがね思っていたが、本人のお墨付きと聞いてこれから安心してチョンと紹介できる。)
 2002年コンサートツアーの映像「李香蘭」を見ながら経歴の紹介。1986年デビュー後、一時あまり売れない時期があり、お酒に逃げたりそれをメディアに書かれたり、ということがあったそうだ。知らなかった~
 1991年、アルバム「情不禁」収録の「毎天愛你多一些」(サザンオールスターズ「真夏の果実」カバー)が大ヒット、トップに躍り出る。ちょうど私が最初に香港に住み始めたのが91年で、音楽賞の時期には毎日どこかで聴いていた。
 93年の北京語アルバム「吻別」は中国で300万枚売れたそうだ。95年には香港コロシアムで30日を超えるコンサート(まだ香港に住んでたので私も見に行った)。
 日本初来日のときは、日本青年館のチケットが即完売、もっと大きい厚生年金を急遽追加、こちらもすぐ完売。在日華人の人たちにとって「高いチケット代を払うなら張學友」だったのだ。そうだろうなぁ・・・
 台湾コンサートのあと深夜にインタビューに応じてくれ、翌朝早い出発時も元気にファンに挨拶する、本当にいい人。NHKのコラボ企画でバービーボーイズの杏子と共演したライブ、喉が不調の時期だったが、リハーサル以外ホテルから一歩も出ずに体調を整え、リッキー・マーティンの「Livin' La Vida Roca」の振付を一生懸命練習し、、、プロ意識の人だ。紹介された映像ではけっこう楽しそうに踊ってた
 ラーメンが大好きで、「1杯目を食べ終わってすぐに2杯目を食べ始めたい」と厳密に注文したとか 蘇永康がライブで「有人喜歡藍」を歌うとき流す“明星口パク映像”で、張學友がインスタントラーメンを作りながら出てくるが、ラーメン好きだったからか~

 最近のインタビュー映像。「新譜はAndrew Tuason(杜自持)プロデュースでジャズテイスト」「悲しいストーリーでミュージカルをやりたい」なぜ悲しいストーリーがいいのか^^;
 「(今の香港ポップスシーンをどう思う?)マーケットの状態は良くないが、人は良い音楽を欲しているはず。良い音楽を作り続ければ売れると信じて待つよ」
 なるほど、そう見ているのか・・・。海賊盤に違法ダウンロード、CDが売れない状況の改善は厳しい。昔のようにみんなが大スターに夢中になるマーケットではなくなり、多様化した分、アーティスト各自の売り上げは小さくなった。以前のように出せば売れる感覚はないだろう。
 しかし私は、昔だったらデビューのチャンスがなかった人が、やり方次第では世に出ていける時代になっていると思う。スターになりそうな人に宣伝費を集中しなくても、動画サイトにMVをUPしたり、ブログやfacebook、Twitterで発信したりできる。アルバムCDを発売しなくても、インターネット配信などで曲単位で売る手もある。バンドやラップ、シンガーソングライターと、様々なタイプのアーティストにそれぞれファンがつくようになってきた。
 そこで張學友のような“大御所”が、どんなスタンスでどんなアルバムを出すか。今回はジャズテイストということだが、新しい分野に挑戦しつつ質の高いものを出してくれたら、マーケット全体を広げる動きになるんじゃないかな・・・(注文済みの新譜「Private Corner」早く届かないかな~)

 日本でのコンサートではMCを日本語で頑張るが、ローマ字丸暗記の學友。手書きのRをKと間違えて覚えてしまい、直前に必死で覚え直した。JALの機内音楽DJ録音では、10分程の語りに2時間かけて完璧を期す。(おかげで娘の幼稚園お迎えに遅れパパは忙しい^^;)
 梁朝偉(トニー・レオン)と仲良しで、関谷さんが台北で梁朝偉にインタビューすると言ったら、「台北に呼びつけるなんて」と電話でトニーを叱ったり
 旧正月に新作映画「全城熱戀(Hot Summer Days)」公開予定。共演は劉若英(レネ・リウ)。3月には別の映画「72家租客(72 Tenants Of Prosperity)」DVDも発売になる。こちらは曾志偉(エリック・ツァン)や袁詠儀(アニタ・ユン)と共演。最近、學友の映画関連の消息は聞いてなかったので、嬉しいニュースだ。

 イーソンとジャッキーの話題以外には、EEG所属の歌手たちの映像や、陳冠希(エディソン・チャン)主演の“最後の(?!)”香港映画「スナイパー」が近々公開という話があった。
 香港映画といえば、水田菜穂さん。ライターとして紹介するだけでなく、昨今字幕翻訳も手掛けている。次回のトークショーは、関谷さんと水田さんのジョイント企画を構想中ということで、これまた楽しみ
 会場には、どこかでお見かけしたかも?と思う方がちらほら。時間ぎりぎりに行ったし一人だったので、あまり他の方とお話する時間はなかったが、香港・中華の芸能ファンがしっかり集まってるのは嬉しい。
 次回がいつになるかわからないけど、ぜひぜひ続けてください!関谷さん

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