北海道で両親に置き去りにされて行方不明になっていた小2男児が、無事に保護されたというニュース。一安心
現場から約5kmのところにある、陸上自衛隊駒ケ岳演習場の宿泊施設にいた。行方不明になった当日の夜、歩いてたどりついていた。
両親は5~10分後に車から降ろした場所に戻ったので、子どもの脚でそんなに遠くまで行ったとは思われず、捜索は基本的に山の中、森の中だった。しかし、小2男子は大人の想像よりはるかに健脚だった
一度降ろしたら泣いて追いかけてきたので乗せたが、再び降ろして走り去ったという話が出ていた。なんで2度も、、、と思ったが、活発でいたずら盛りの年頃、腹にすえかねることもあるんだよな~
もう迎えに来てもらえないと思い込んだか、そこですぐ歩き出す行動力。屋根のある場所を見つけて中に入り、マットレスに挟まって暖をとったり、水道の水を飲んだり、なんとかサバイバルするだけの判断力もある。7歳男子、子どもながらよく頑張った。
大きな怪我はなく、軽度の脱水と低体温ということだから、すぐ元気になるだろう。体力のあるうちに建物に入ったのがよかったかな。
それにしても、現場周辺の建物は早くチェックするべきだった。5kmも離れてるけど、2、3時間歩き続ければ子どもでも辿り着く。今朝、自衛隊員が立ち寄らなかったら、さらに発見が遅れてしまったかも
実はうちの次男も、小2のときに迷子になった。香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)で長男次男と3人で買い物して、小6の長男と2人で先に帰した。地下鉄で一駅だし、長男がついていれば大丈夫と思ったんだけど・・・
オクトパス(香港の交通機関共通カード)で地下鉄の改札を通ろうとしたら、長男は入れたが次男はなぜか入れず。そこで長男はいったん改札を出るということは思いつかず、「ママは『そごう』にいるから」と言って自分は帰宅。次男はママを探しに戻ったが、私は別の店に行ってしまっていた。
当然、次男は私を見つけられない。帰宅しない次男を心配してつれあいが私に連絡、2人でそごうに行って館内放送などをしてもらう。日本人の警備担当の人が、「3、4歳だと泣くので見つけられるが、8歳くらいになると泣かずに動くから見つかりにくい」という。「まあ、8歳なら自分で帰れますよ」。
それならいいけど、、、比較的治安がよい香港でも、たまに誘拐事件は起こる。せめて2人そろって改札を通るのを見届けてからにすればよかった、等とあれこれ考えていた。
そこへ、留守番の長男から次男が一人で帰ってきたと連絡 取り急ぎ帰ってみると、「ボク、一人で帰ってこなきゃならなかったんだよ!」とふくれながら、やや得意気に言う。顔を見てほっとして、、、どうやって帰ってきた
「トラム(二階建て路面電車)の道を歩いてきた」。自宅マンション前の道路はトラムが通っているので、それを思い出したらしい。なるほど、それは正しい判断だった。(ていうか、初めから2人をトラムか徒歩で帰せばよかった) ちなみに、次男がママを探しに行ったのは「そごう」じゃなくて「三越」だったらしい
7、8歳は自分で考えて行動できるようになってくる年頃。ちょっと大人の想定外の行動をすることもある。大人もあまり見くびってはいけないのかも。