切歯扼腕の9日間が終わった・・・
バレーボール・リオデジャネイロ五輪世界最終予選男子、最終日の7日目を終わっての総当り結果。
ポーランド | イラン | フランス | カナダ | オーストラリア | 日本 | 中国 | ベネズエラ | 順位 | 勝敗 | Pt | |
ポーランド | * | ●1-3 | ○3-2 | ○3-2 | ○3-0 | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | 1 | 6-1 | 15 |
イラン | ○3-1 | * | ●0-3 | ○3-2 | ○3-0 | ○3-1 | ○3-2 | ○3-2 | 2 | 6-1 | 15 |
フランス | ●2-3 | ○3-0 | * | ○3-0 | ○3-1 | ●0-3 | ○3-1 | ○3-2 | 3 | 5-2 | 15 |
カナダ | ●2-3 | ●2-3 | ●0-3 | * | ○3-2 | ○3-1 | ○3-2 | ○3-0 | 4 | 4-3 | 12 |
オーストラリア | ●0-3 | ●0-3 | ●1-3 | ●2-3 | * | ○3-0 | ○3-1 | ○3-1 | 5 | 3-4 | 10 |
日本 | ●0-3 | ●1-3 | ○3-0 | ●1-3 | ●0-3 | * | ●0-3 | ○3-1 | 7 | 2-5 | 6 |
中国 | ●2-3 | ●2-3 | ●1-3 | ●2-3 | ●1-3 | ○3-0 | * | ○3-0 | 6 | 2-5 | 9 |
ベネズエラ | ●0-3 | ●2-3 | ●2-3 | ●0-3 | ●1-3 | ●1-3 | ●0-3 | * | 8 | 0-7 | 2 |
詳細はスポーツナビ及びFIVB公式サイトの順位表で。
チームの並び順は、2015年10月付世界ランキングの高い順にした。。。奇しくも、そのランキング通りに近い結果となった。
こうして結果を見ると、上位3チームの勝ちきる力は頭ひとつ抜けていた感じ。ポーランドとイランは、3試合フルセットになって最後はものにしている。実は上位3チームが三すくみ(ポーランドがフランスに勝ち、フランスがイランに勝ち、イランがポーランドに勝ち)というのも、実力拮抗を表している。
その3チームには負けても下位には勝ったカナダが出場権を獲得。最終日にポーランド戦が残っていたオーストラリア、セット率の関係でフルセット勝ちでは足りなかった中国、あと一歩というところだった。
特に中国、セットカウント1-1の第3セットで、17-21から逆転して奪った!これは3-1で勝てるかも?と思ったんだけど、、、第4セットを失ってちょっと気落ちしたか、ファイナルセットは粘れなかった。
すでに出場を決めて大会最後の試合に臨んだフランスは、主力を温存。女子で韓国がドミニカ戦でキム・ヨンギョンを温存していたのと同様に、若手に経験を積ませつつ主力が使えないときのシミュレーションのような形の試合にしてきた。
日本は怪我の石川は出せなかったが、柳田は状態が良くなってきたようで先発、チームトップの得点をたたき出す。サーブやサーブレシーブのミスが少なく、スパイクレシーブもかなり上がっていた。ブロックで止められる本数が少なく、ラリーが続いた。
何より、セット終盤で逆転を許さずに勝ちきったのがよかった。こんな試合を、大会序盤からやりたかった・・・
開催国の特権で、1試合目と2試合目の相手を指名できる。1試合目に比較的楽に勝てそうなベネズエラを選んだのはよかったが、2試合目はむしろポーランドかフランスがよかったのでは
2連勝して波に乗り、早めに出場を決めたかったんだろう。しかし実力的にぎりぎりだと考えれば、6日目最終日まで決まらないと覚悟して、強豪との対決を先に済ませるという手もあった。負けて元々の相手に思いきりぶつかって、戦術も選手もいろいろ試して、手ごたえをつかんで3日目以降に臨んだら、違う結果もあったかも、と思ってしまう。
なんて、考えてても仕方ない。もう、2020年東京五輪に向かってどう強化するか、という話になっている。4年間でどこまで強くなれるのか、期待しよう