ネーベルホルン杯2017・平昌五輪最終予選、見応えあった~
ペアで泣いてアイスダンスで歓喜
男子と女子は日本勢が出てないけど、必死さが伝わってきて目が離せなかった。世界選手権やグランプリシリーズ&ファイナルと比べたら、スコア的には低レベルかもしれないが、それぞれが得意なことで少しでも点を取ろうと攻めている。必死でジャンプを下りる、濃密なつなぎと表現で稼ぐ、スピード感と活力で押し切る、、、
羽生結弦や宇野昌磨を4回転を4本とか5本とか言ってるが、ここで勝ち抜くには確率と完成度が大事 男子で上位に入った選手たち、4回転は1本あるかないか。トリプルアクセルや3回転をきっちり決めてきた。4回転なしで優勝したヨリク・ヘンドリクスの芸術性は、ジェイソン・ブラウンのヨーロッパ版。もっと点をあげたいくらい
女子は3-3より何より、ノーミスで回転不足を取られないこと!SPとフリーをそろえること!SPで出遅れた選手は、フリーでの挽回には限界があった。
滑り終わって順位が出て、出場権決定とわかった瞬間に涙する選手、出来がいまいちで枠が取れたことに気づいてない選手 最後の一人までドラマがあった。
最終予選で決定した枠は:
[男子]
ベルギー スウェーデン イタリア 韓国 マレーシア ウクライナ (次点)フィリピン
[女子]
オーストラリア スウェーデン スイス ブラジル フィンランド ウクライナ (次点)アルメニア
[ペア]
オーストラリア オーストリア 北朝鮮 イスラエル チェコ (開催国)韓国 (次点)日本
[アイスダンス]
イギリス 日本 ドイツ 韓国 チェコ スロバキア (次点)リトアニア
世界選手権2017で決まった枠とまとめた一覧。
男子 | 女子 | ペア | アイスダンス | 団体戦 | ||
オーストラリア | 1 | 1 | 1 | 0 | △ | |
オーストリア | 0 | 0 | 1 | 0 | ||
ベルギー | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
ブラジル | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
カナダ | 2 | 3 | 3 | 3 | ◎ | |
中国 | 2 | 1 | 3 | 1 | 〇 | |
チェコ | 1 | 0 | 1 | 1 | △ | |
フィンランド | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
フランス | 1 | 1 | 1 | 2 | 〇 | |
ジョージア | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
ドイツ | 1 | 1 | 2 | 1 | 〇 | |
イギリス | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ハンガリー | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
イスラエル | 2 | 0 | 1 | 1 | △ | |
イタリア | 1 | 2 | 2 | 2 | 〇 | |
日本 | 3 | 2 | 0 | 1 | △ | |
カザフスタン | 1 | 2 | 0 | 0 | ||
ラトビア | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
マレーシア | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
北朝鮮 | 0 | 0 | 1 | 0 | ||
ポーランド | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ロシア | 2 | 3 | 3 | 2 | ◎ | |
スロバキア | 0 | 1 | 0 | 1 | ||
韓国 | 1 | 2 | 1⋆ | 1 | △ | |
スペイン | 2 | 0 | 0 | 1 | ||
スウェーデン | 1 | 1 | 0 | 0 | ||
スイス | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
トルコ | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
ウクライナ | 1 | 1 | 0 | 1 | △ | |
アメリカ | 3 | 3 | 1 | 3 | 〇 | |
ウズベキスタン | 1 | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | 30 | 30 | 21 | 24 | 10 |
⋆ 韓国ペアは最終予選で枠を獲得できなかったが、開催国枠で出場できる。
3種目以上で出場枠を持つ国は、団体戦出場の可能性がある。〇は4種目で枠がある国、◎は4種目あって既に世界選手権などのポイントで上位10チーム以内が決まっている国。△は3種目で出場権を得ている国。
ソチ五輪団体戦にチームを送り込んだイギリスは、今回アイスダンスしか出場権を取れなかった。これからグランプリシリーズとファイナルのポイントで10チームが決定するが、現在ポイントで9番目が韓国、10番目がイスラエル、11番目がオーストラリア。どこのチームが出てくるかで、ペアとアイスダンスで日本がどのくらいポイントを稼げるかが変わってくるから、ちょっと注目していきたい。