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138.03

2013年09月23日 05時12分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ロンバルディアトロフィーペアで、高橋成美/木原龍一組が138.03点で7位となった。これは初戦としてはかなりいい出来
 SPで47.98を出し、技術点26.26とオリンピック・世界選手権のミニマムポイントをクリアしていたが、フリーでも7位90.05、技術点47.45でこれもミニマムポイントをクリア オリンピックが36点、世界選手権が41点だから、余裕?!(ジャッジスコア
 ストリーミングでドキドキしながら見てたが、ところどころ途切れて見えず、拍手で「ジャンプ決まったのかな?」と思ったり その映像はこちら
 会場内撮影はこちら↓
 
 フリーの曲は「レ・ミゼラブル」。ホルターネック(首の後ろで止めて喉元は隠れる)で両肩を出すデザインの衣装が多い成美ちゃんだが、今回は襟元を広めに開けた普通のラウンドネックで、フリルの半袖、コゼットの雰囲気が出てる。木原くんの衣装は水色の学生っぽい前ボタン、これはマリウスのイメージかな。
 ソロジャンプで転倒することが多い成美ちゃんを心配したけど、冒頭のコンビネーションを下りる。セカンドが1回転になってしまったけど^^; ツイストはダブル、これは現時点では十分。7月のショーで見た時はリフトが両手だったが、今回は片手を離してそのままきれいに下ろせている。
 稼ぐ予定だったはずの3回転サルコウで木原選手が転倒(終わってから成美ちゃんに謝っていた)、でもスロージャンプがループ、サルコウと後半にきれいに決まる。サイドバイサイドのスピンもまあまあ合わせて、デススパイラルもきれいな軌道。手の持ち替えなどでレベルを稼ぐのは今後の課題ってことで。
 スローやリフトより、もしかしたら難しいかもしれないペアスピンも、安定してきれいなポジション。スピンからそのまま抱き上げてのフィニッシュが素敵
 はっきり言って、まだたいしたことはやってない。エレメンツ一つ一つを丁寧にこなすのが精いっぱいで、リフトの入りや出方に難しい動きがあるとか、凝った振付があるとかではない。レベルも1とか2がやっとで、レベル4が取れたのはスピンだけ。それでも、基本をきっちりおさえて積み上げていくと、それなりの点数になるのだ。出場9ペア中、フリーの技術点は4番目だった。
 (逆にリフトやデススパイラルで高いレベルが取れても、ジャンプが2回転になったりコンビネーションにならないと、てきめんに点数に響く。デラ・モニカ/グアリゼ組やヴァルトマン/ヴァン・クレーヴェ組などベテランが今回そのパターンになってしまったようだ。)
 やはり上位陣と差がついてしまったのは演技構成点。しかし、想定よりは出ていたんじゃないだろうか。43.60、項目平均5.45はデビューとしては悪くない。項目間に大きな差がないのもいい。
 佐藤有香&ジェイソン・ダンジェンコーチの指導で、まずスケーティング自体がきれい。元々成美ちゃんは前のコーチたちにアイスダンスのようなきれいなステップを叩きこまれていたし、木原くんもわりと表現力を評価されてらしいから、2人の長所をうまく伸ばしている感じがする。
 それにしてもペアに転向してわずか7ヶ月かそこらの木原選手、よくここまでできるようになった・・・偉い・・・
 あとは少しずつレベルアップしていくだけ! いずれ成美ちゃんの得意なスプリットポジションのリフトとか、できるようになってね
 「ジャンプでこけた以外は大きなミスがなくてよかった」という木原くん(朝日)、ミニマムポイントをクリアして「これで心配事が一つ減った」と喜ぶ成美ちゃん、来週はいよいよネーベルホルン杯で、ソチ五輪出場枠獲得を目指す。「この出来ならチャンスは十分」とダンジェン・コーチも言ってるし(共同)、自信を持って挑戦しておくれ


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