いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

頭にBCG

2005年12月19日 20時40分01秒 | その他


何をしてるのでしょう? おくれよー、と言っているのでしょうか?

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小谷野センセは、安倍晋三は東大出てないからバカだといっている(2005-09-04 安倍晋三の成蹊大卒という学歴)。さらに、「いっぺん官房長官やらせてみればいいのだ。あれをやると頭の良し悪しが分かるから」といったが、果たして官房長官になった。 そこで、小谷野センセは;

しかしこれを「次期総理へ向けての抜擢」と見るべきではないだろう。官房長官は、毎日国民の目にさらされ、瞬時の判断を要求される職掌だから、二、三ヶ月内に、安倍が「頭が悪い」ということが多くの国民に印象づけられ、安倍の次期総理待望論はしぼむだろう。つまり謀略人事である。

といった。2005-10-31 「安倍官房長官」の謀略 でも、もう2-3ヶ月経つけど、安倍さんあたまワリー、ってあんまり聞かない。おいらがテレビニュースをあんまり見ないからかも知れないけど、福田さんの頃の時のように官房長官会見の映像を見ないな。気のせいかな?もっとも、安倍さんがしゃっきり答弁しているシーンはみてない気がするけど。

■小泉さんは本当の所安倍さんをどう思っているのだろう?小泉さんと安倍さんは政治路線は同じだとは思うが、政治姿勢は全然違う。安倍さんは、けんかじゃなくて、理屈を買ってしまう。つまり、理屈で相手をねじふせようとする。これは悪いことではないが、論争に強くならないと自滅する。とくに安倍さんは、ばか左翼の虚をつく、攻撃型であり、安倍さんがディフェンス側に立たされたときに脆い。たとえば、右翼から、おまいのとーちゃんはじめ自民党政府は‘A級戦犯は平和を侵した者‘と言明している、どないなっとんのや!?とか言われるとか。 何より論争すると自分の路線が相手にばれる。

■これに対し小泉さんは論争なぞせず自分の路線が相手にばれることを避けている。具体的には対中関係。あれは、小泉さんが日中関係をわざと冷却化させたいんでしょう。なぜなら、中国と馴れ合うと東アジア共同体とかに引きずり込まれて新中華体制の周辺衛星国になってしまう。もちろん、面と向かってそれを言えないから、靖国に行って日中関係の好転を阻止している。そういう意味で小泉さんは靖国を手段としているので、参拝動機が不純といえる。小泉さんは「私は日中友好論者だ。どの国でも一つや二つ意見の違いや対立はある。それを乗り越えて協力関係を築いていくのが、普通の姿ではないか」と言う。こう言うパフォーマンスは額面通り受け取られるべきであることに依存して、着々と日中関係のわざとの冷却化をしているのだから、その政治的実行力はすさまじい。

■これができなかったのが民主党の前原代表ではないだろうか?正面切って中国脅威論をぶち上げてしまった。中国脅威論そのものは正しいのだが、そのパフォーマティブは波及は政治的に一流とはいえまい。敵であることを中国に表明したも同然。ホントに敵と渡り合うなら、にこにこしたほうがよい。(たしか、高坂正尭は天津甘栗もきらいになるほど中国はきらい、といっていたきがするが。)で、安倍さんも前原タイプかなー、と。

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おこたい; 亀さんと遊んでいたのでした。
でも、こいつ、頭でツベルクリン反応みてるんだね。