いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

なぜ、鰯は埋葬されるのか?

2011年04月26日 19時18分51秒 | 欧州紀行、事情

 



ゴヤの『鰯の埋葬』。鰯が全然出てこない。どこが、鰯の埋葬なんだべ?

調べた。鰯の埋葬は、スぺイン語で、Entierro de la sardina。カーニバルの最終イベントらしい。鰯は祝祭の"過剰"の象徴であり、蕩尽されるべきものという役割らしい。焼いたり、埋めたりする。鰯は過去の象徴であり、それを葬ることは、社会の再生の象徴となるらしいのだ。

The "Burial of the Sardine" during carnival is celebrated on Ash Wednesday and is a symbolical burial of the past to allow society to be reborn, transformed and with new vigour.[1]wiki

 ネタ元
↑最近に至るまでずーっと行われているらしい、鰯の埋葬セレモニー

なすて、鰯なのかは、書いていない。

でも、全然関係ないはずの「オオバいわしの大漁だ 浜は祭りのようだけど 海の中では何万の いわしの弔いするだろう」と奇妙に共振する。
(関連愚記事;鰯(イワシ)のお昼寝

日―西、鰯―Sardine、こだまでしょうか? 恐るべし、金子みすず。

▼んで、このゴヤの『鰯の埋葬』はマドリッドにある。でも、プラド美術館ではなく、ソフィア王妃芸術センターでもなく、はたまたディッセン・ボルネミッサ美術館にもない。ゴヤの『鰯の埋葬』が展示してあるのは、サンフェルナンド美術アカデミーという美術館らしい。