草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

全体主義に膝を屈するリベラルはリベラルにあらず!

2017年08月19日 | 思想家

日本のリベラルはまやかしでしかない。アントニオ・ネグリの『ねぐり生政治的自伝…帰還…』(杉村昌昭訳)は衝撃的な書である。もともと憲法擁護などということをほざくような茶番とは、ネグリは無縁な思想家である。憲法を絶対視することなく、構成力を駆使して現状を打破するのを使命と考えているからだ。「赤い旅団」の首領とレッテルを貼り、犯罪者に仕立て上げるのに手を貸したのはイタリア共産党であった▼ネグリは厳しくイタリア共産党を批判している。「イタリア共産党はキリスト教民主党に、スターリン式訴訟とはなんであるかということ、つまり、絶対的断罪・抹消・粉砕といったものを教えたのです。この訴訟は、錯乱した論証、逸脱した合理性のもとに行われました。私の場合を例に引くと、私はたしかに革命的な文書を執筆しました。ところが、彼らはそれを危険であるとみなし、危険であるからには、『危険なこと』をしている人々と、当然接触があるものと判断したのです。したがって、私は犯罪団体の首領であるということになったのです」▼保守政党のキリスト教民主党には、そこまでする勇気はなかった。それこそ今の日本の民進党が日本共産党に振り回されているのと同じで、イタリア共産党にそそのかされたのだった。ネグリの主張は明快である。「肝心なのは、社会を管理し、規律を生み出す権力を、こういったことの実現を容易にするような方向に絶えず押やっていくということです」。日本のリベラルは、イタリア共産党以下の日本共産党と組んでおり、未来への展望がまったくない。現状を変革せんとする情熱がないばかりか、全体主義国家の中共や北朝鮮に膝を屈しているわけだから、若者に支持されるはずがないのである。

 


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不甲斐ない自民党を変えるために入党して発言しよう!

2017年08月19日 | 政局

自民党しかいないが、自民党では不甲斐ない。どうすればいいか頭が痛いところだが、こうなれば入党して物申したらどうだろう。知り合いにも呼びかけて組織的な加入戦術をとれば、主導権を握ることもできる。党員の紹介者が一人は必要だが、それをクリアするのは難しくはない。一般党員であれば年間の4000円の党費を納めるだけでいい。そして、党是である憲法改正の勉強会を堂々と立ち上げればいいのである▼今の二世、三世の自民党の政治家をことさら批判するつもりはないが、危機的な状況下では、決断をするのは難しいのではないか。有能な人材を政治家に押し上げるためにも、私たちが立ち上がるしかないのだ。やたら日本会議を課題評価する向きがあるが、あれはあくまでも、日本の保守勢力を束ねようとしただけで、マスコミが騒ぐような組織ではない▼自民党の国会議員は、党員獲得の目標として、一人1000人以上と決まっている。自民党は党員を増やしたがっているのだから、今こそがチャンスではないだろうか。圧力団体や地方のボスが支配してきた自民党を、国民の手で運営するようにするのだ。しかも、自民党であれば、地方議員から国会議員までチェックすることが可能になる。昔は院外団というのがあって、政党に発破をかけたいわれるが、党員になった方が手っ取り早いのである。安倍さんの尻をたたくためにも、自民党を内部から変えていくしかないからだ。

 


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