日本共産党が憲法擁護を掲げていることは、日本では通用するが世界では通用しない。『共産党宣言』に書いてある通りで、革命をするための前衛組織が共産党である。法治国家を目指すこと自体がまさしく自己否定である。彼らの理論からすれば、経済を下部構造であり、政治や文化は上部構造である。下部構造の矛盾が激化して革命が起こり、それまでの上部構造は根本から打倒されるのである。それを理解していないから、とんでもないことを主張するのだろう▼未だに二段階革命論を捨て切れないからだろう。日本は民主主義国家に到達しておらず、ブルジョア革命も中途半端なので、封建的な残滓を一掃する必要があると思っているのだろう。だったらば象徴天皇を認めるべきではないのに、どうでもいいのが今の日本共産党なのである。九条の会をつくったりしているが、一度たりとも武力を放棄すると明言したことはない▼このままでは日本は大変なことになる。保守勢力の一部が日本共産党と接近し、スターリン主義による全体主義国家の様相を呈するだろう。それを後押しするのが中共である。真の保守派とリベラルは結束しなくてはならない。全共闘の団塊の世代であっても、日本共産党の暴力を経験した人は多いと思う。自由と民主主義を守り抜くためにも、スターリニストに日本を委ねてはならないのである。
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