草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

禍を転じて今こそ挙国一致内閣を

2022年11月21日 | 政局
 寺田総務大臣までもが更迭されると、これでドミノが続けば、岸田首相の政権運営も難しくなるとみられるが、後任に松本剛明元外相を当てたことは評価されるべきだ。もはやこれまでの自民党では人材が枯渇していた。
 悪名高い民主党政権の一翼を担ったとはいえ、政治をきちんと語られる人間が、前面に出てくるべきなのである。禍を転じて福としなければならない。細野豪志元環境相にしても、安全保障や経済の面での政策提言は、目を見張るものがある。
 さらに、自民党になったわけではないが、玉木雄一郎国民民主党代表の発言も、積極財政派でまともな保守の代弁をしている。岸田後の総理総裁を考えると、自民党内の論功行賞等を重視するのではなく、国家と国民に向かって、言葉で説得する強いリーダーシップが求められるのである。
 人事をやりたいと口にしていた岸田首相は、宏池会と言っ派閥次元で物事を判断すべきではない。何度でも言う挙国一致内閣こそが待望されているのだ。高市早苗防衛相、細野外務相、玉木財務相という内閣を立ち上げ、日本の危機を回避すべきなのである。
 自民党内で河野太郎デジタル担当相が岸田首相の後継に名前が挙がっているが、親中派としての疑惑が取り沙汰されている。自民党や宏池会のために政治があるのではなく、国家国民のためであることを、岸田首相は肝に銘じるべきなのである。
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