ネットの世界で暴れまわるのは痛快で、多くの人が拍手喝さいだったのに、現実政治でもそれをやられるのではと思うと、眉を顰めたくなるのはどうしてだろう。
言いたい放題で通用するのは、あくまでもネットや特定の集団においてだけなのだろうか。実際に国を動かすということになると、そこまでは望まないのではないだろうか。
百田尚樹氏や有本香氏が立ち上げた日本保守党も、外野で騒いでいたうちは共感の輪が広がったが、ここにきて少しばかり勢いがなくなってきた気がする。いくら党員でも過激な言論に付いていけないようだ。日本保守党を支持している応援団は、自民党の保守派も支持している人たちで、日本保守党だけというわけではないし、両天秤をかけているのではないか。
そんななかで俄然頑張っているのが、日本保守党から衆議院候補者として担がれることになっている飯山陽氏だが、連日のように「怒り」を爆発させて、それで本当に選挙で勝てるのだろうか。ついつい心配になってしまう。
しかし、小林秀雄によると、孔子は中庸を説くにあたって「天下国家モ均シクス可シ、爵禄モ辞ス可シ、白刀モ踏ム可シ、中庸ハ能クス可カラザルナリ」といった言い方をしている。中庸とは極端を排することでもないので、吉と出るか凶と出るかで、選挙結果がどうなるかで判断するしかないのである。
言いたい放題で通用するのは、あくまでもネットや特定の集団においてだけなのだろうか。実際に国を動かすということになると、そこまでは望まないのではないだろうか。
百田尚樹氏や有本香氏が立ち上げた日本保守党も、外野で騒いでいたうちは共感の輪が広がったが、ここにきて少しばかり勢いがなくなってきた気がする。いくら党員でも過激な言論に付いていけないようだ。日本保守党を支持している応援団は、自民党の保守派も支持している人たちで、日本保守党だけというわけではないし、両天秤をかけているのではないか。
そんななかで俄然頑張っているのが、日本保守党から衆議院候補者として担がれることになっている飯山陽氏だが、連日のように「怒り」を爆発させて、それで本当に選挙で勝てるのだろうか。ついつい心配になってしまう。
しかし、小林秀雄によると、孔子は中庸を説くにあたって「天下国家モ均シクス可シ、爵禄モ辞ス可シ、白刀モ踏ム可シ、中庸ハ能クス可カラザルナリ」といった言い方をしている。中庸とは極端を排することでもないので、吉と出るか凶と出るかで、選挙結果がどうなるかで判断するしかないのである。