国民民主党の森ゆうこ参議院議員は昨日の参議院農水委員会で、毎日新聞とズブズブの関係を裏付けるかのような質問を行った。原英史氏によると、それは毎日新聞から原氏に送付されてきた質問状の内容とそっくりだったという。毎日新聞は国会で森議員に取り上げてもらい、それを記事にしたいのだと思う。あまりにも姑息である▼早速、原氏の反論文が「アゴラ」にアップされているが、森議員が原氏の攻撃の材料に使ったのは、外国人雇用協議会と国家戦略特区との関係である。原氏が言うように、国家戦略特区が「規制改革のための仕組みだ。補助金や許認可のように、特定の申請者に利益を与えるプロセスではない」とすれば、特区ワーキンググループの関係者が提案することは何ら問題がない▼同協議会への特区ワーキンググループのヒアリングにおいて、傍聴席から原氏が「インバウンド対応の外国人にも最低限の日本語は必要」と発言したことを、森議員は鬼の首でも取ったように批判しているのは筋違いである。同協議会が日本語能力の水準を確保するための試験制度の検討・試行などを行い、代表理事が原氏であることに目を付けたのだろうが、「自作自演」と決めつけるのは、国家戦略特区の役割を勘違いしているからである。特区ビジネス社や内閣府と一緒に群馬県昭和村に営業に行ったという言いがかりに関しても、原氏はきっぱりと否定した。森議員がそこまでやるのなら、もはや原氏が望むように当事者双方の証人喚問をするしかないのである。
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