安倍内閣の支持率は大幅に下がったかもしれないが、ここは安倍首相は我慢のしどころだろう。ニコニコ動画の世論調査では、未だに圧倒的な内閣支持率を保っているからだ▼来月早々には内閣改造に踏み切るとみられているが、そこでは有能な若手を入閣させるべきだろう。それによって憲法改正に向けた道筋を盤石なものにするのである。自分の在任中に実現するのがベストだとしても、簡単に戦後体制から脱却するのは難しい。これから10年、20年のスパンで見なくてはならないからだ▼そこで注目されるのは、柴山昌彦内閣総理大臣補佐官の扱いである。5期当選の衆議院議員であり、安倍首相の政策を全面的に支持している。女性宮家の創設には反対の立場を貫き、選択的夫婦別姓制度導入には慎重であことからも、保守派からの期待は大きいものがある▼安倍一強というのは、安倍首相しか自民党には人材がいないとの誤解を招きかねない。安倍首相に批判的な石破茂や中谷元、村上誠一郎らは終わった政治家である。マスコミに露出すれば政治家になられるというのも、あまりにも大衆迎合である。麻生副首相兼財務大臣や菅官房長官を続投させるとしても、柴山総理補佐官のような若手を起用することで、人心を一新すべきだろう。自民党が国民の信頼を取り戻すためには、次の時代のリーダーを世に出すべきなのである。
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