だから言ったではないか。広島サミットは成功ではなかったと。それこそマスコミばかりではなく、保守派ユーチューバーまで含めて、G7の首脳が平和公園で原爆で亡くなった人たちに哀悼の意を表明したことや、ゼレンスキーが来日したことを大きな成果と評価したのではなかったか。
しかし、ここにきて岸田首相の広島サミットに前のめりになったことが、バイデンやエマニュエル大使によって悪用され、我が国を破壊するLGBT法案を岸田首相自身がゴリ押したことが判明した。
被爆地の広島で全世界に向かって、岸田首相が「核なき世界」を訴えたいがために、リベラルに毒されたアメリカととんでもない取り引きをしてしまったのである。
そのことについては、高橋洋一氏も触れているが、それ以外に、岸田首相がLGBT法案にこだわる理由が見当たらないのである。サミット間近になって、バイデンが来日しないかもしれないとアメリカが脅しをかけてきたので、なおさらLGBT法案の成立を急いだのではないだろうか。
平和ボケの政治家は、できもしない理想を語れば、日本はもとより世界から称賛されると勘違いをしていたのだ。内閣支持率も大幅にアップして、総選挙に突入する環境も整うはずであった。
現実はそんな甘いものではなかった。岩盤保守からそっぽを向かれ、自民党の世論調査では大敗するとの結果が出て、総選挙どころでなくなっているのではないか。
唯一自民党が生き残るためには、参議院で大量の造反者が出ることだが、その勇気がある政治家がどれだけいるかだ。岸田首相の広島サミットへの異常な執着が、日本も自民党も破壊するのである。そんな愚かなことを決断したわけだから、一刻も早く岸田首相は辞任すべきなのである。