日本中を支配している戦後の言論空間を打破しなければ、我が国は滅亡するしかないだろう。福田恆存はその恐ろしさを、50年以上も前の論文「知識人の政治的活動」において指摘していた。あの当時力を持っていた「進歩的知識人」こそが「危険なる思想家である」と断言し、彼らが行っている思想の画一主義と間接的な言論統制を徹底的に批判したのである▼福田は「進歩的文化人」がつくりあげた戦後最大のタブーは「平和の一語であります」と書くとともに、それが日本を蝕んできたというのだ。「歴史という演出家は実に思い付きに富んだ天才です。この平和というタブーは最初アメリカが日本全土に懸けた呪いであった。が、それを引き継いだのは日本の反米反権力の革新派であり、今度はその革新派が親米的権力者に同じ呪いを懸けて身動き出来なくさせてしまいました」▼この呪いの前には、改憲政党であるはずの自民党も手足も出ないのである。かつて保守の牙城であった文部省ですら、左翼勢力の影響が浸透しており、前川喜平のような人間が事務次官になったのである。それを引きずっている日本のマスコミは、未だに我が国の戦争責任を問題視するが、あくまでも評論家的な物言いである。中共や韓国の代弁をしているだけで、何をすればよいかということは一言もない。論じれば気がすむという無責任な言動が日本を亡ぼすのである。
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一つは、日本が他国に攻め入る事で戦争開始と成る。
もう一つは、日本は何もしないが、他国が日本に攻め入る事で戦争開始と成る。
だから、日本国憲法9条が守る「平和」は、日本が他国に攻め入る事を防ぐ事で保たれて来たので在る。
しかし、日本国憲法9条は他国が日本に攻め入る事を防ぐ力は無い!
他国が日本に攻め入る事によって平和が脅かされるのを日本国憲法9条では守れない。
だからこそ、憲法9条改正が必要なのである。
平和と言うなら日本が他国に攻め入る事で脅かされる「平和」と、他国が日本に攻め入る事によって脅かされる平和の二つのパターンを考えるべきで在り、片方の「平和」しか考えないのはインチキである!
今迄は、日本の周辺国の軍事力はソ連(ロシア)だけを考えていれば良かったが、今は中露北を考えなければ成らない。
アメリカだけに負んぶに抱っこでは、アメリカに遁ずらされたら、日本は中露北に併合されてしまうだろう?
日本に憲法9条を押し付けたアメリカ合衆国憲法第1条(連邦議会)第8節〔連邦議会の権限〕第11項〔宣戦布告〕は、「戦争を宣言し、敵国船拿捕免許状を付与し、陸上および海上における拿捕に関する規則を設けること。」と成っている。
日本人は、気付かなければ、成らない!
アメリカが日本に押し付けた憲法がそんなに素晴らしいものならば、アメリカ自身も採用している筈である。
何故、アメリカが、憲法9条を採用しないのか?
それは、憲法9条では、アメリカもアメリカ国民も他国の侵略から守る事が出来ないからである。
日本国民は、不思議な国民である。
日本政府が、他国の侵略から、日本国と日本国民を守れなくても赦して呉れるのだから!