翁長雄志沖縄県知事が昨日死去した。いかに主義主張は違っていても、難しい時代を駆け抜けた政治家として、心からの哀悼の意を表したい▼戦後70年以上が経過してもアメリカ軍基地が我が国にはある。かつては自民党に近い民主党も「駐留なき安保」を政策に掲げていた。三島由紀夫ですら、対等性の観点から、日本もアメリカ本土に「一坪でもいいから自衛隊の基地を」と述べていたのである▼交戦権を憲法上認められていない我が国は、アメリカ軍なしには反撃することが難しい。正当防衛権の範囲であっては、侵略者を撃退するのは困難なのである。東アジアでの中共の軍事的な増強に対処するには、アメリカ軍との連携は欠かせない。しかしながら、トランプが登場してからは、状況は一変した。アメリカ優先であることが明確になり、我が国の安全保障政策も根本からの見直しが迫られているのが実情だ▼アメリカ軍も沖縄からグァムに移動する可能性がある。朝鮮半島全体が北朝鮮化しており、韓国を防衛するための海兵隊を置いておく必要性はなくなった。翁長知事がこだわったアメリカ軍基地の撤去は、デモなどで騒がなくても、近い将来実現するのではないだろうか。そうなれば主体は自衛隊になるのであり、アメリカ軍に対するような妨害を行ってはならないのである。日本人が日本国を防衛するのだから。
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、拙方も 突然の事で驚くと共に、当然ながら弔意を申す次第。
立場の差を超えた礼節を表された今回貴記事には、限り
ない敬意を覚えます。恐れながら、拙記事にリンクさせて
頂きたく、ここにお届出致します。続く猛暑の折、どうかご自愛を。