アメリカの大統領はバイデンであり、いかに不正選挙であったとしても、もはやそれを覆すことはできない。トランプのときとは違って我が国にとっては最悪の結果になった。今さらそれを嘆いても始まらない。その運の悪さを逆手に取らなければならない。これを機に日本がまともな国家になればいいのだ。菅首相が決断すればいいのである▼菅首相は安倍首相とは違って、強力な支持者は少なく、派閥的にも弱小である。国際政治や安全保障に関しては疎く、中共に弱腰だとの見方が根強い。たたき上げの政治家であり、能力に問題があるとの批判もある。何もかも知ったかぶりをする官僚出身の政治家の方がいいのだろうか。それは一種の偏見に過ぎない▼マキアヴェリは『君主論』(池田廉訳)において「私は、用意周到であるよりもむしろ果断に進む方がよいと考えている。なぜなら、運命の神は女神であるから、彼女を支配しようとすれば、うちのめしたり、突き飛ばしたりすることが必要である。運命は、冷静な行き方をする者より、こんな人たちに従順になるようである」と書いている。菅首相は右顧左眄することなく「果断に進む」べきなのである。運命の女神がほほ笑んでくれるためには、周りに気配りをするのではなく、臆することなく、政治家としての己の信念を断固貫けばいいのである。
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