草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

蔡英文総統が再選を果たすかどうかで自由アジアの命運決まる!

2020年01月11日 | 国際問題

台湾の今日の総統選挙の結果次第では、東アジア情勢は緊迫する。今のところ民進党の蔡英文総統が圧勝するとみられていたが、終盤になって国民党の韓国瑜氏が急激に追い上げているとの見方もあり、最後の最後まで予断を許さない▼昭和47年に日中国交回復が実現したときに、それに異議を唱えた保守派文化人が少数ながらいた。その代表格が福田恆存であった。同年の「諸君!」12月号に掲載された高坂正堯との対談「條約が破られるとき」において「黙って友好的に中共側は革命路線を実現すればいいので、その意味では国交正常化後のほうがやりやすいでしょう。そして日本人のほうもわけが分からずそれに抵抗を感じないでしょう」と述べていたのである▼歴史は福田の言った通りになったことを教えてくれる。反共であるはずの自民党の国会議員の大半が、今は親中派なのである▼愚かにも我が国は、昭和27年に締結された日華平和条約を当時の田中内閣は一方的に破棄し、台湾を切り捨てたことで、自由と民主主義を否定する中共に屈服したのである。ようやく今になって、日本人は台湾が大切な存在であることに気づき始めた。だからこそ、多くの日本人が蔡英文総統の勝利を祈っているのである。

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指導者と庶民 (嫌韓有理)
2020-01-11 08:46:58
 「国家の統治を預かる人は、国家が逆境に立たされるのはどのような時か、そしてそのような非常時にはどんな人物が要請されるのか、ということを前もって考えておかなければならない。さらに、どんな辛苦にあおうとも、それに耐えぬくことが自分たちのつとめだという気持ちを人びとに持たせるように、ふだんから人民と苦楽を共にしていなければならない。」(マキャベリ)

 では、今の日本をどうみるか?
 わたしは、相変わらず、「今、1億2千万人を乗せた日本丸は、豪華ラウンジで楽しむ富裕層からエンジン音が響きわたる油臭い船底にいる最下層民までを乗せて、海賊が待ち構える海図のない海を漂っている」とみている。
 しかも、この日本丸は、建造以来ながい年月を経て、あちこちに傷みが目立ち始めているし、窓のない船室にいる下等船客の待遇はますます悪くなり、さらに海は荒れそうである。

 こんな時に、マスコミや野党は、「船長や高級船員、そして上等船客は、男はタキシード、女はロングドレスのドレスコードで桜の木の飾られた会場で豪華ディナーを楽しんでいるぞ。お前たち下等船客のことなど気にかけてもいないぞ」と、大衆の劣情をかきたてることに専念している。
 確かにお粗末な話である。しかし、今更な話でもある。船長や高級船員がどうであれ、上等船客がどうであれ、これまで本当に日本丸を動かしてきたのは、したたかでけなげな庶民だったのだから。ところが、そんなことはいつまでも続かない(いつまでもあると思うな親と金。いつまでも続くと思うな庶民の我慢と頑張り)。
 いくら民衆が優秀でも国がダメなら、日本はまた「歴史的敗戦」を迎えるだろう。

 庶民(とりわけ貧困層)の生活がジワリと苦しくなりつつあるとき、依然としてアフリカや中東の「独裁国」にまでODAの垂れ流しを続けている。のみならず、日本人としての誇りを踏みにじられても顧(かえり)みないで、「1,200人規模の訪問団で韓国を訪れたい」というような「言質」を安易に与えるようなことで、よいのだろうか?
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